だから僕は直ぐに何太后さまのお腹をヨシヨシと撫で労り始めると。

「朕が先ほどから何度も李儒理儒に尋ねている通りでぇ～。朕が李儒理儒に何をしたと言うのじゃ～」

　僕が撫でるお腹……。まだ大きくはなっていない赤ちゃんの何太后ママが僕へと不満を告げてきた。

だから僕は、思春期の純情を破壊した何太后ママさんへと。

『先ほど～。何かが僕からギュ～！　とハグをされるか、頭を撫でられるのを待つだけでいい、清く、純情的な場面だったのに。何かがタコさんになって、うぅ～と迫ってきて。その場の雰囲気を壊したから。僕が怒ったのだよ』と罵声を吐きたいところではあるのだが。

何太后さまのお腹にいる赤ちゃんが『パパ～、ママを叱ったらだめだ！　そんなことをしたらバブバフが許さないから～！』と僕に言っているような気がするから。僕は自分のお口にチャック……。ファスナーをすれば。