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第136話 やはり我が家の女神様は……(7)

「李君~。陛下に対してぇ~。酷いことをしてはいけません~。酷いことは~。もしも陛下に酷いことをするようならば~。お姉さんがメ! をしますよ~。わかりましたか~、理君~?」

「叔母上さまの言われる通りです、理君~。今や漢の皇帝ともいえる御立場の何太后さまに対して悪態行為をしてはだめですよ~。いくら何太后さまの夫だと言える立場だとしても公共の場での公私混合は控えてください。わかりましたか~、理君~?」と。


白髪と銀髪の麗しい、妖艶なエルフさま……。叔母と姪と言った立場で、この世界で蘇った荀彧先生と荀攸の二人が僕に家庭内バイオレンスハラスメントをしないようにと、自分達の雪のような肌を真っ青にしながら諫めてきた。


だから僕は二人に、「そんなことはしないよ。只何太后さまのお腹をナデナデしているだけだよ」と説明をした。


「本当に?」

「本当ですか、理君~?」


荀攸と荀彧先生が再度確認をとってきた。


「ああ、本当にそんな酷いことはしないよ。お腹の中には、家の両親も楽しみにしている赤ちゃんいるのにさ。僕はろくでなしではないから、そんな酷いことはしない」と二人に、にへらと笑いつつ告げるのだが。



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