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第137話 やはり我が家の女神様は……(8)

「本当ですか理君?」


 僕は何太后さまに対して酷いことはしない、よちよちと労るだけだと説明をするのに。荀攸の奴が僕の顔を冷たい目で睨む。


 だからあいつの叔母上さま……。荀彧さんがまた自分の顔色を変えながら。


「理君~。陛下に酷いことはしないと言ったではないですか~?」


 僕は多分二度と何太后さまには酷いことはしないと言うか? 僕は二人に対して、いつも姉妹達から酷い目に遭って要るのは僕自身だからと、荀彧さんと荀攸に説明をしようとすれば。


「理君~。もしも陛下に対して酷いことをおこないたい気分になったら。陛下の代わりにわたくしのことを好きなようにしなさい。わたくしが陛下の代わりに性奴隷となり、理君の御仕置きに耐えてみせますから~!」


 フンフン! と荀彧さんは鼻息荒く僕に自分の決意を告げてくるのだけれど。僕は先ほどから何度も嘆くように何太后家の奥さまに対して酷いことをする気は毛頭ございませんと告げたいところだけれど。

 僕は自分のダッちゃんコレクションをもっと増やしたい願望があるから。



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