「李儒先生~!」
僕を呼ぶ声……。それも董卓閣下が下……。洛陽の門の前で呼ぶ声が僕の大きく可愛い笹耳へと聞こえてくるから。
「何~、閣下~?」と。
まだレベルが余り高くない。だから初々しい。そして食べても美味しい上司へと声を返した。
◇◇◇
第101話 今度は元上司の不満? (1)
「李儒先生よ~、何時まで経っても城壁の上で他の者達とジャレ戯れるのならば。何だか余は馬鹿らしくなってきたので、後のことは皆に任せて日本へと帰還をしても良いかのぅ~?」
一難去ってまた一難ではないけれど? 僕が新しく手に入って白髪と銀髪の麗しいエルフのお姉さまと美少女のことを、ああでもない、こうでもない、ああやって、こうやって、ふんがぁ! ふんがぁ! して楽しもう。奴等の腰が抜け、砕けるまで……。そして直ぐにホームラン! その後はアウト! 自分の大きなお腹を抱えて歩き。この少子化が問題になっている日本に貢献してくれるだろう。ふっ、ふふふ……。
僕は前世の黒の宰相李儒に戻ったような感じで、悪役的、スケベ的、悪者代官、政治家らしく、脳内で微笑んでいると。
僕に相手にされない、可愛がってもらえないからと。僕の元上司で今はハーレム王の後宮の妃の一角を担う派閥の董卓閣下が拗ねて日本に帰還すると、みんなの士気が下がることを告げてきた。