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第148話 我が家の女神さまはまた可憐に変身! (2)

「えぇ~」

「はい」

「は~い」

「わかりました、理君」と。


 我が漢軍が誇る電子なエルフの精霊さま、軍師さま四人が何太后さまに続くように魔法少女の裸体変身……。神々しい光に包まれながら舞姫、天女仕様に変身だ。


 だから僕は四人のエルフの精霊さまの裸体に魅了され、自分の顔を緩ませ、目尻、口の端を緩ませ、鼻の下を伸ばしつつ、ツッ、ツツツ……と花血を漏らすことはない。まあ、ないよ、今はね。


 だって僕は何太后さまの軍師でもあるけれど、日本の戸籍上でも女神さまの夫でもある訳だから、劉家の婿養子の僕は、皇帝陛下と言ってもよい存在なのだから。敵である黄巾党の将軍達の様子も窺がわないといけないだ。


 だからエルフの四人が天女へと変身が終われば。


「荀彧先生や王允先生……。そして貂蝉と荀攸も何太后さまに続いて勝利の舞いと鼓舞、叱咤激励を仲間の将や兵達にデバフをお願い~」と嘆願した。


「は~い」

「はい」

「李儒~、わらわの得意分野~。だからわらわにお任せなさあれ~」

「理君がんばりますね! フン! フン!」


 僕の下知に対して四人は了承したと告げてくれて、先に蝶──。天女のように魅惑的にヒラヒラ、フワフワと舞っている何太后さまの傍へと四人は移動……。到着すれば。何太后さまを中心に取り囲み、妖艶だけ神々しく見える勝利の舞いを踊り始め、仲間達だけを叱咤激励できるデバフの光りを降り注ぐから。


「「ピィ、イイイッ!」」


「「キャァアアアッ!」」


「「キィ、イイイッ」」



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