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第149話 我が家の女神さまはまた可憐に変身! (3)

 黄色の頭巾を被った埴輪仕様のおチビな兵隊達ではなく。漢軍の埴輪仕様のおチビな兵隊達が気勢! 奇声を上げ、戟や剣──弓や弩を天空へと掲げながら足踏みをドンドン! とおこなうほど気力を上げ、歓喜するから。洛陽正面城門付近が自揺れのようにぐらぐらと揺れるほど、我が軍は士気が高い。


 だから僕は眼下……。洛陽の城門正面に控える董卓閣下と華雄……。そして惇姉さんと夏侯淵……。


 そう漢と魏の猛将達……。一騎当千の猛者達へと。


「董卓閣下と華雄、惇ねえさんと、夏侯淵の隊は敵の後方の混乱に乗じて、敵の先鋒隊の出鼻を叩き、戦意を落としてください、おねがいします」と指示をだした。


「よ~し! みなぁ~、余に続け~。敵の先鋒隊の波才と張曼成の隊を叩くぞ~! そして敵兵を押し戻すのじゃ~!」


 若かりし頃の董卓閣下は、自部の持つ戟を天空へと掲げながら大変に甲高い声音で先鋒隊へと指示をだし、最後に「進めと~!」と漢の丞相として下知をだすから、漢と魏の鉄騎馬隊──先鋒隊は……。鶴翼の陣から鋒矢の陣へと変更……。何太后さま達五人からもらった魔法のデバフの光りを纏ったまま、敵である黄巾党の先鋒隊へ猪突猛進で強く当たるのだった。




 ◇◇◇






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