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第162話 反撃です! (2)

「(直ちに後方の部隊は前方へと退避~~~!)」

「(皆~、遅れるなよ~!)」


 最後には曹操孟徳孟徳と徐栄の二人が味方の将達や埴輪仕様のおチビな兵達へと急かしながら直ぐにこの場から逃げるようにと告げる。


 でッ、少しばかり間が空けば。


「(撃てぇえええっ!)」

「(撃ちなさい~~~!)」


 洛陽の城郭の物見台に立つ王允さんと、賈詡ちゃんの威勢のある甲高い声音が僕の耳へと聞こえてきた。


 えっ! 何だろう?


 僕はまた洛陽の城郭の物見台へと視線を変えた。


《ブゥ~ン!》


《ブゥ~ン!》


《ブゥ~ン!》


 みなさんは知っていだろうか? 魏の覇王曹操孟徳が袁紹を倒すために開発されたとされている攻城専用の武器の一一つである【投石器】を程昱さんは荀彧さんへと大砲や迫撃砲、高射砲の要領で使用してくれと嘆願をしたのだ。


 だから投石機は空中に浮いている張角姉妹の隊へと焙烙玉を次から次へと飛ばし始め──。空中で次から次へと炸裂を始めだした。






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