「「ウギャ、アアアッ!」」
「「ギャ、アアアッ!」」
「「キィー!」」
「「グエェ、エエエッ!」」
「「クエ~、クエ~」」
逆に上空で
「あらあら」と超がつくほど魅惑的……。色香のある……。豊穣神の女神? 魔王さま? が、キ〇ッ愛の長女のお姉さんのように呟けば。
「くそ~」
「歯痒い」
と残りのサキュバスのお姉さま達は、自分達が召喚したおチビな兵達が次か次へと減るものだから悪態をついた。
でッ、つき終えれば張宝と張梁の妹二人は、姉の張角大師へと視線を変え。
「角姉どうするだぁ?」
「姉ちゃんどうする、べだよ?」
まあ、如何にも田舎娘らしい張宝と張梁の二人も、自分達の顔色を変えながら姉の張角大師へと尋ね始めた。
「う~ん、そうね~?」
二人の妹達に問われた張角大師は考える人へと変化して、「う~ん、う~ん」と色っぽく呻ると。
「逃げるわよ~。貴女達~。今回のお遊びはこれまで~。あの娘達の許へと逃げるわよ~。よろしくって~」
張角は考える人になるのを辞め。自分の手をポン! と叩き、何かを閃くと。自分の妹二人へとニコリと女神の笑みを浮かべ、彼女はあっさりと退却の下知をだした。
だから張宝と張梁の二人は仲良く、「えっ!」と驚嘆するのだった。
◇◇◇