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第171話 黄巾の乱、第二幕終わり! (2)

 だから「何太后、貴様は阿保か?」と董卓仲頴我が家の魔王さまから悪態をつかれ。


「ああ、頭痛い……。何で劉家の人達は、皆こんなにも可笑しいのかな……。はぁ~」


 と、我が家の曹操孟徳覇王さまも頭を抱え、最後には呆れ声で大きく溜息をついた。


 でも我が家の官軍の戦姫達──。ヤンキー姉ちゃん達はそうはいかない。


「何だぁ~! こらぁ~!」


 惇姉さんが偃月刀を天空へと掲げつつ不満を吐き、放てば。


「わりゃぁあああっ! 降りてこいやぁ~! こらぁ~!」


 夏侯淵も偃月刀で天を刺しつつ怒声を吐く、悪態ぶりを張角姉妹へと魅せるので。


「わりゃ~!」

「うりゃ~!」

「おりゃ~!」

「一昨日きやがれ~!」

「ファツク! ユー!」


 曹洪や于禁……。牛輔に李粛……。それとあの上品なはずの王允さんまでも珍しく中指を立て──! 張角大師へと悪態をついた──!


 だからその後も、他の者達も張角大師へと次から次へと悪態をつけば最後には大とりを狙ったかのように。


「張角~! 貴女がぁ~、わたくし達に喧嘩を売ってきたのでしょうに~! だから降りてきなさいよ~。今直ぐに~! わたくしが貴女とタイマンを張ってあげますから~~~! すぐさま~、降りてきなさい~~~!」


 まあ、貂蝉の奴が……。そう、こいつも元々クソヤンキー娘だから、自分が持つ槍を天空へと掲げ、張角姉妹へと『ガル、ルルル』と威嚇するのだ。自分が喧嘩を買ってやるから早く地上に降りてこいと貂蝉の奴は急かす。


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