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❀罪の物語

部屋の片隅で空白の物語を描く


水底に沈んだ消えないかけら


それは足枷となって消えない罪となる


いつか忘れられる


いつか消えてなくなる


そんな幻想を抱いては


水底に沈んでいくかけら


手を伸ばすことも


声を届かせることも


できなくて


足枷は増えていくばかり


もし神様がいるとするのならーー


この物語を赦してくれるだろうか?


どれだけの罪が増えても



罪を罪重ねても心の何処かで


赦してくれる


赦される


人間とは都合がいい脳をしている



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