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✿黄昏の花路

続く路には緋色の花

誰が呼んだか“黄泉の花路”


“いいかい。黄昏の花路を決して、通ってはいけないよ。その路はね、黄泉の国へと続く、“黄昏の死神”のための路なのさ”


どこの家にも代々語り継がれてきた物語

今ではもう、誰も信じてない幻想の物語


巫女の家系に生まれた少女も、祖母から毎日そう語られてきた


勿論少女も、信じてない


少女が高校生になって初めての初夏のことだ


幻想が、真実になったのは……

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