静寂に氷る柩
敷き詰められた祈り花
思い出が颯爽と駆け抜けて
沈黙の時 沈む 沈む
カラカラ カラカラ 廻る 廻る
カラカラ カラカラ 廻る 廻る
「知ってる? おれもうすぐ死ぬんだよ」
それは真実か嘘か
夜の底さしこむ白銀のつきあかり
咲きほこる笑顔は
誰がための笑顔
「都市伝説みたいなはなしだけど、
踊らされてあげよう
命は儚い
踊らされてあげよう
私にもひみつはある
「もし飼鳥だったら、鳥籠なんて飛び出して、世界を飛び回るんだ! 鳥籠に自由はないから、死ぬのも自由だ」
壊れそうなくらい美しいこの世界が
とても とても
美しくみえたんだ
この一瞬が
永遠に、みてみたいって思った
静寂に氷る柩
敷き詰められた祈り花
思い出がこぼれ落ちて
沈黙の時 沈む 沈む
カラカラ カラカラ 廻る 廻る
カラカラ カラカラ 廻る 廻る
一体この世界は誰がための、世界?