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第27話:装獣戯画〔ビーストアート〕④

「茉央ちゃん、浅井君、バフはかけたよ!」

「サンキュー美ッ穂!」

「ありがとう篠崎さん!」

『ヒャハハハハハハハ。無駄な足掻きを』


 僕らの機体に『防御力アップ』というメッセージが表示された。

 流石篠崎さん、ここは防御力アップが正解だろう。

 何せ僕達はこのヒャッハーパパに対する情報が、現状まったくない。

 暫くは様子を見なければ。

 それに対して、ヒャッハーパパはおそらく僕らの戦いを陰からずっと見ていたはず。

 僕らの情報は筒抜けだと思っておいたほうがいい。

 ……なるほど、そういうことか。

 何故パパがずっとこれまで戦闘に参加してこなかったのか――。

 それはまさに、この状況こそを作り出すためだったんだ。

 自分の情報は相手に与えず、相手のスペックや癖を事前にインプットしておけば、絶対に勝てる自信がパパにはあったんだろう。

 それは裏を返せば、それだけパパがこのゲームをやり込んでいるということの証左でもある。

 いい歳をした一家の大黒柱が、日がな一日スマホゲーに明け暮れているのはどうなんだという疑問は拭えないものの、僕らも人のことを言えた義理じゃないのでその言葉は飲み込むことにした。


『ヒャハハハ、ではゆくぞ』

「「「っ!」」」


 パパのライオンを模した装獣戯画ビーストアートが軽く地面を蹴ったかと思うと、蜃気楼のように残像を残し、刹那の内に篠崎さんのアルミラージャの後ろに回り込んでいた。

 なっ!?

 は、速い!?

 星5は伊達じゃないってのか!?


『ヒャハ―』

「きゃあああッ!」

「美穂!」

「篠崎さん!」


 パパは両手についている鋭い爪で篠崎さんの肩口を斬り付けた。

 ただの通常攻撃なはずなのに、今の一撃だけで篠崎さんのHPはゴッソリ削られてしまった。

 防御力にバフをかけているにもかかわらずだ。

 こいつよもや、攻撃力だけなら全機体中トップクラスなのでは!?

 くっ!

 せめて文字通り一矢報いてやる!

 僕はパパの死角になる真後ろから矢を放った。


『ヒャハハハ、そんなヘロヘロの矢、止ヒャッて見えるわ!』

「なっ!?」


 完全に死角から放った矢だったのに、パパは難なく僕の矢を躱してみせたのだった。

 こ、こいつ!? マジで動きが滑らか過ぎる!?

 たまに動画投稿サイトとかにアップされてる神ゲーマーのプレイ動画とか見ると、動きに無駄がなさすぎて逆に気持ち悪く見える時があるけど、まさにそんな感じだ。

 いったいこれほどの技術を身に付けるまでに、どれだけ膨大な時間をこのゲームに費やしたのか。

 そしてその間の生活費はどうしていたのか……。

 想像するだけで寒気がする……(いろんな意味で)。


「美穂おおお!!」

『ヒャハ!?』


 が、神ゲーマーならこちらにもいる。

 まだこのゲームを始めてから一日しか経っていないため、パパには練度でこそ劣るものの、まーちゃんのゲームセンスはプロ級だ。

 フェイントを交えたまーちゃんのカマソーソの攻撃は、パパの機体に僅かながらも傷を付けたのだった。

 うおおおお!

 僕の彼女カッコイーーー!!!!

 実は僕あの子から、毎日愛を囁かれてます(ドヤ顔)。


『ヒャハハハ、どうヒャらそちらにも、ゲームの深淵に手をかけた者がいるようだな』

「ふふん、そういうオジサンもなかなかやるじゃない」


 何かエライ御大層な言い回ししてるけど、要はゲーム廃人ってことだよね!?


『ヒャハハハハハハハ。よかろう、冥土のみヒャげに見せてヒャる。この我が愛機、『シーザー』の【金獅子きんじし】をな!』

「「「!!」」」


 シーザーと名乗ったパパの装獣戯画ビーストアートからただならぬオーラが立ち上ったかと思うと、その全身が金色に輝き出した。

 なっ!?

 何だこのスーパーサ〇ヤ人みたいな特殊技は!?


『ヒャハハハ、【金獅子きんじし】は一定時間、攻撃力と素早さを二倍にするのヒャ』

「「「っ!?」」」


 何だよそのクソチート技は!?

 マジでスーパーサイ〇人状態じゃないか!?

 ただでさえ僕は攻撃を当てることすら出来てないっていうのに!


『『『ヒャッハー! パパやっちゃえー!!』』』

『アンタァ! 今夜は久しぶりに、アタシとヒャッハーしようじゃないかぁ!』


 生々しいこと言うなッ!!

 まして実の子どもの前で!


『ヒャハハハハハハハ。お前達、この狩りが終わったら、今夜はヒャぶヒャぶでも食いに行くぞぉ!』

『『『『ヒャッハー!!!』』』』


 だからその費用はどこから!?


『ヒャハ―』

「「「っ!!」」」


 パパが視界から消えたと僕の脳が認識した時には、既に僕のゲータウロスに深い爪痕が刻まれていた。

 くぅっ!!


「ともくん!」

「浅井君!」

「だ、大丈夫! まだいけるよ!」


 とはいえ今の一撃だけで大分HPを持っていかれた。

 これは鬼に金棒ならぬパパに【金獅子きんじし】!

 こんなのいったいどうしたら……。


『ヒャハハハハハハハ。今楽にしてヒャるぞ』

「「「!」」」


 篠崎さん、まーちゃん、僕、まーちゃん、篠崎さん、僕、篠崎さん、僕、と、次々に絶え間なくパパの魔爪の餌食になってゆく。


「ああああああ!!」

「きゃあああああっ!!」

「があああああっ!!」


 三人共HPは風前の灯火だ。

 も、もうダメだ……。

 悔しいけど、こいつには勝てない……。


『ヒャハハハ、ではそろそろヒャ・エンドとしよう。――先ずはお前ヒャらだ!』

「なっ!?」


 パパは僕の目の前に立ち、その魔爪を天高く掲げた。

 ……ごめん、みんな。


「――【女神の抱擁マリアベール】!」

『ヒャに!?』

「「!!」」


 その時だった。

 篠崎さんの特殊技、【女神の抱擁マリアベール】が僕達を包んだ。

 これにより残り僅かだったHPが、半分まで回復した。

 し、篠崎さああああああん!!!

 サンキュー美ッ穂!

 ……あれ?

 だがおかしいぞ。

 肝心の篠崎さんのアルミラージャだけはHPが回復していない。

 な、何故!?


「……あ」


 一拍遅れてから、僕は事態を把握した。

 篠崎さんは、僕の代わりにパパの攻撃をその身に受けていたのだった。

 そしてその一撃でアルミラージャのHPは0になってしまっていた。

 そのため、一手差でアルミラージャ自身に対する回復は間に合わなかったらしい。


「し、篠崎さん……、なんで……」

「美穂ッ!」

「ふふ、だってこれで私の役目は全部終わったから。……それは最後のオマケ」

「「っ!」」


 見れば僕とまーちゃんの機体に、『攻撃力アップ』というメッセージが表示されていた。

 こ、これは!?


「私にできるのはこれまで。……後はお願い、浅井君、茉央ちゃん――絶対に勝って」

「篠崎さんッ!」

「美穂おおおッ!!」


 篠崎さんのアルミラージャが撃墜された旨のメッセージが、無機質に画面に浮かんだ。

 ……篠崎さん。


「……よく頑張ったな、美穂。お前は俺の、自慢の彼女だよ」

「えへへ、ありがと、勇斗くん」


 勇斗が篠崎さんを、『あすなろ抱き』した。

 懐かしいッ!(『あすなろ抱き』がわからない人はググってね)


「フッ、よくぞ自らの使命を全うしたな篠崎、それでこそ私の弟子だ」

「……ありがとうございます、コーチ」


 梅先生は篠崎さんの頭をナデナデした。

 愛されてんなぁ、篠崎さんは!


『ヒャハハハハハハハ。無駄なことを。寿命がほんの少し伸びヒャだけではないか』


 そうは言いつつも感動的なシーンでは手を出さずに待っていてくれるあたり、パパも悪役の掟は弁えているらしい。


「……いいえ、寿命が目前に迫ってるのは、あなたの方よ」


 っ!?

 まーちゃん!?

 まーちゃんの背中から、初めて梅先生と対峙した時のようなドス黒くて禍々しいオーラが立ち上った。

 お、怒ってる!?

 まーちゃんが大親友である篠崎さんをやられて、怒りが有頂天(ネットスラング)に達しているッ!


『ホウ? 随分とヒャハッたことを言うではないか娘よ。だが感情論ではゲームの腕は上がらんぞ』

「それはどうか――なッ!」

『ヒャに!?』


 なっ!?

 まーちゃんはスマホを机の上に置いて、滅茶苦茶に操作し出した。

 まーちゃん!?!?

 もしかして自棄になっちゃったの!?

 ……いや、まーちゃんに限ってそんなはずはない。

 きっと何か考えがあるんだ。


『ヒャハァ……!? ヒャんだこの動きは……!』


 ――!

 パパは滅茶苦茶なまーちゃんのカマソーソの動きに、明らかな戸惑いを見せている。

 そうか!

 パパはこのゲームに誰よりも精通しているから、セオリー通りの動きにこそ反応しやすいんだ!

 裏を返せば、セオリーを無視した行動はいくらパパでも先が読めない。

 まーちゃんはこれが狙いだったんだ!


「オラオラオラオラオラオラァ!!!」

『ヒャハアアアアアア!!?』


 縦横無尽に駆け回りながらのまーちゃんのオラオララッシュに、パパのHPはガリガリと削られてゆく。

 こ、これは……、イケるか!?


『ぬううううぅ、ヒャめるな小娘がああああッ!!! 我こそは百派山ひゃはやま家当主、百派山百派夫ひゃはおであるぞおおおおッ!!!!』

『『『パパーーー!!!!』』』

『アンタァーーー!!!!』


 何その野比の〇太みたいなフルネームは!?

 あんたの親御さん正気なの!?


「ううぅっ!」

「まーちゃん!」


 が、父の威厳を取り戻した百派夫は強かった。

 徐々にだがまーちゃんの不規則な動きさえも捉え始め、お互いに相手の攻撃を最小限のダメージに抑えつつ、カウンターを繰り出すという攻防に変わっていった。

 こうなると元々耐久力が低いまーちゃんの方が不利だ。

 気付けばまーちゃんのHPは、あと一撃で大破というところまで来てしまっていた。

 対して百派夫のHPはまだ3分の1ほどは残っている。

 クソッ!

 ここまでなのか……!


 ――いや、まだだ!


 見ればまーちゃんの装獣熱ビーストゲージが、今まさにマックスまで溜まった!

 【翼王の咆哮ジャターユスロアー】を当てることさえできれば、おそらく百派夫のシーザーも倒せるはずだ。

 だが、当然素直に百派夫が【翼王の咆哮ジャターユスロアー】を喰らってくれるわけがない。

 ――そこで【影縫かげぬい】だ。

 何としても僕が【影縫かげぬい】を当てて、百派夫の動きを止めるしかない!

 しかしここまでろくに戦闘に参加していない僕は、当然装獣熱ビーストゲージがあまり溜まっていない。

 ……いったいどうしたら。


 ――その時、僕の右前方に、色が異なっている樹が生えているのが目に入った。

 あれだッ!!

 あそこのアイテムボックスにガソリンタンクが入っていれば、僕でも装獣熱ビーストゲージを溜められる!


「まーちゃん! あと少しだけ時間を稼げる!?」

「ともくん!? ……うん、ともくんのためなら余裕だよ!」


 決して余裕そうには見えない笑顔をまーちゃんは僕に向けた。

 ……ありがとうまーちゃん。

 ――愛してるよッ!

 僕は全速力でアイテムボックスの下まで駆け抜けた。


『ヒャハハハ、そうはヒャぜんぞぉ!』

「っ!!」


 百派夫が僕に標的を変えてきた。

 くぅっ!


「ともくんは私が守ーるッ!!」

『ヒャヒャッ!?』


 そんな百派夫の前にまーちゃんが仁王立ちして、百派夫の進路を塞ぐ。

 僕の彼女イケメンすぎいいいいいいいッ!!!


『このヒャろおおおお!!!』


 頭に血が上った百派夫の攻撃を、まーちゃんは紙一重で躱す。

 その隙に僕は、アイテムボックスのところまで到達した。

 ――あとはこの中にガソリンタンクがあれば。


「っ!?」


 そこで僕は自分の目を疑った。

 何とそこには二個もアイテムボックスが設置されていたのだ。

 よし!

 二個もあれば、どちらかにはガソリンタンクが入っているはずだ!




『ヒャハハハ、とどめヒャああああ!!』

「むううう!」

「まーちゃんッ!」

「ともくん!?」

「溜まったよ! 装獣熱ビーストゲージが!」

「ホントッ!」

『何ヒャと!?』


 一瞬だけ狼狽した声を上げた百派夫だが、すぐに落ち着きを取り戻したように声のトーンを下げた。


『……いや、ハッタリヒャな』

「何!?」

「え!? ど、どういうこと!?」

『あの場所にアイヒャムボックスが二個あるのは知っている。――だが、アイヒャムボックスにガソリンタンクが入っている確率は、5分の1くらいしかないのヒャ!』

「「っ!」」


 そ、そんなに低い確率だったのか……。


『つまりお前は装獣熱ビーストゲージが溜まっていない確率の方がヒャかい。【影縫かげぬい】恐るるに足らず!』

「……そいつはどうかな」


 僕は弓を引き絞り、それを百派夫の影に向けた。


『……ヒャハ。ヒャッ歩譲って溜まっていたとしても、貴様のおヒャ末な攻撃が我がシーザーに当たると思うのか?』

「……やってみなきゃわからないだろ」


 そう言いつつも、僕はまーちゃんにそっとを耳打ちした。


「えっ!? と、ともくん!?」


 流石にまーちゃんも困惑している。


「……大丈夫、僕を信じて」


 もうこれしか方法はないんだ。


「……わかった、私ともくんを信じる」


 まーちゃんは力強い瞳で、僕を真っ直ぐに見てくれた。

 ……ありがとうまーちゃん。

 僕はまーちゃんが信じてさえくれるなら、何でもできる気がするよ。


『ヒャハハハ、そろそろいいヒャ? このヒャ番も終わりにしよう』

「ああ、そうだな。――じゃあ終わらせちゃって、まーちゃん!」

「任せてともくん!」

『ヒャ?』

「――喰らえ、【翼王の咆哮ジャターユスロアー】!」

『ヒャ!? ヒャんだとおおおおおお!?!?』


 まさか直接【翼王の咆哮ジャターユスロアー】が飛んでくるとは夢にも思っていなかったであろう百派夫は、狼狽えながらもギリギリでそれを躱した。

 流石に直線的な攻撃じゃ、百派夫には当たらないか。


『……どういうつもりヒャ。これでお前達の勝ちは万にヒャとつもなくなったぞ』

「そいつはどうかな?」

『ヒャに? ……ヒャヒャ!? こ、これは!?』


 百派夫はピクリとも動けなくなっていた。

 それもそのはずだ。

 ――僕の【影縫かげぬい】が、しっかりと百派夫の影に刺さっているのだから。


『ぬううううぅ、運良くガソリンタンクを得ていヒャのか!? ヒャが通常攻撃では、我がシーザーは削りきれんぞッ!』

「ああそうだな。――

『ヒャに!?』

「ともくん、お待たせ!」

『ヒャッ!?!?』


 僕が【影縫かげぬい】を撃っている内に、装獣熱ビーストゲージをマックスにしたまーちゃんが、百派夫の前に降り立った。


『ま、まヒャか……!? そんなバヒャなッ!』


 百派夫の言いたいことはもっともだ。

 今回のは完全に運勝ちだ。

 何せ、じゃなかったら、僕らの負けだったのだから。

 ――でも、運も実力の内だ。

 今回はありがたく、勝利の美酒に酔わせてもらうとしよう(未成年)。


「まーちゃん!」

「任せて、ともくん!」

『ま……待ってくれ……。お願いヒャからッ!』

「あっははー、精々良い声で鳴いてね、オ・ジ・サ・ン」

『ヒャーーー!!!』


 まーちゃんは嗜虐的な笑みを浮かべながら、百派夫のシーザーを踏みつけて天高く跳躍した。

 やっぱまーちゃんってドSだよね!?

 そんなところも好きッ!(M男とS女あいしょうばつぐん


『俺を踏み台にしヒャぁ!?』


 最後までキッチリお約束も果たしてくれる、お前のことも嫌いじゃないぜ。

 まーちゃんは右手で顔を抑えるいつものポーズで、最後のキメ台詞を唱えた。


小夜さよを舞う三対の翼よ――」

「頑張って、茉央ちゃんッ!」

「やっちまえ、足立ッ!」

『ヒャ……ヒャ……』

くうを斬り裂く尖鋭せんえいなる爪よ――」

「フッ、見せてやれ、足立ッ!」

『ヒャめ……ヒャめて……』

「月を背負え、宵闇を統べろ――」


 ――まーちゃん。


「まーちゃん、いっけえええええええッ!!!!」

の者を狩り、その燈火ともしびを吹き消せ。――絶技【翼王の咆哮ジャターユスロアー】アアアアアアアアッ!!!!!!!」

『ヒャッハーーーーーーーーーー!!!!!!!!!』

『『『パパァーーーーー!!!!!!』』』

『アンタァーーーーー!!!!!!』


 百派夫の撃墜音と共に、僕らのチームが勝利した旨が、画面に派手派手しく表示されたのだった。

 ……ふぅ。

 何とかギリッギリの勝利ってところだな。

 実際ほぼほぼ負けていた試合だった。

 ニートゲーム廃人の力、恐るべしといったところか……。


「ともくんッ!」

「ふえっ!? ま、まーちゃん!?」


 まーちゃんが僕に思いきり抱きついてきた。

 例によってたわわなおっぷぁいを、むにゅんむにゅん押し当てられている。

 これは間違いなく星5だわッ!

 星5っぷぁい(星5っぷぁい?)だわッッ!!


「……カッコよかったよ、ともくん」

「え? ……そ、そう?」


 それを言うならまーちゃんだって――。


「……えへへ――ちゅっ」

「「「っ!?!?」」」


 まーちゃんが僕のほっぺにチュウをした。

 えーーーー!?!?!?!?!?

 いやいやいやいやいや、流石にみんなの目の前でそれはマズいでしょッ!?!?


 ――ハッ! 殺気!


 今回の微居君の岩音いわおんは、ゴトトゴトト、ゴトトゴトトと、子気味良い3連符を刻んでいたのであった。

 ……マジで君、ドラマーにでもなれば?

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