「のわのわ、のわのわ、のわっさほーい! ――1わっさ」
「に、2わっさ」
「3わっさ!」
「4わっさ!」
「「「「のわっさほーい!」」」」
「FOOOOOO!!!! やっぱ『のわのわわっさ』は面白いね!」
のわのわわっさって何ッッ!?!?
ニャポニャポニャッポはどこいったの!?!?
「と、いうわけで、久しぶりにエチュードやろっか」
「そうだね」
「ああ、いいぜ」
エッチュリード!?!?
何が「と、いうわけ」なの!?!?
唐突すぎるでしょ!?
それに僕、もうエチュードはちょっと……(フラッシュバック)。
「フッ、話は聞かせてもらった!」
「うふふ、エチュードをやらないと、人類は滅亡するわ」
「「「――!」」」
な、なんだってーーー!!!(最近M○Rネタ多いな)
エチュードをやらないと人類は滅亡するってイミフすぎるけどね(素)。
「フッ、もちろん今回もこの二人も参加だ」
「……なんでレギュラー扱いなんですか」
「まあまあいいじゃないか微居。どうせ暇なんだしさ」
また絵井微居コンビもキタッ!
何だかんだ言いつついつも参加する微居君のツンデレっぷり!(萌)
「フッ、そして新メンバーも紹介しよう!」
「え?」
新メンバー?
「癌罵詈魔酢!」
「いやちょっと待ってください峰岸先生。俺は事情がサッパリわからんのですが」
古賀さんと皆川先輩!?
この二人まで加わったら、絶対とんでもないことになる未来しか見えないッ!!!
「フッ、だが十人は流石に少し多いか。――よし、今回は五人対五人のチーム対抗戦にしようじゃないか!」
「おー! いいですねそれ! 面白そう!」
チーム対抗戦!?!?
最早どこに向かおうとしているのか……。
「フッ、では先ずはAチームからだ」
「よろしくね古賀さん!」
「うん! こちらこそ!」
「なあ古賀、俺はイマイチまだこの状況が把握できてないんだが」
Aチームのメンバーは僕、まーちゃん、変公、古賀さん、皆川先輩という不安要素しかない構成だった。
いや、そんなこと言ったら不安要素がまったくない組み合わせなんてないんだけどね……。
「フッ、そしてAチームのテーマは『アマゾン熱帯雨林』だ!」
「アマゾン熱帯雨林!?!?」
そんなんもう……、
もうイヤだッッ!!!!
チュパカブラになるのだけはイヤなんだ……!(ホラー漫画の主人公感)
「それではいくぞ! エチュードエチュードエッチュッチュー!」
「「「エチュードエチュードエッチュッチュー!」」」
「エ、エチュードエチュードエッチュッチュー……」
困惑しつつもやってくれる皆川先輩……!(萌)
……しかしこれはマズいな。
前回のエチュードで、僕が一番最初に舞台に上がってもまーちゃんに後出しでチュパカブラにされてしまうということがわかったし、かといってまーちゃんの後に上がっても、同様にチュパカブラルートしか待っていないだろう……。
――あれ? ひょっとしてこれ、詰んでいるのでは?(絶望)
その時だった。
まーちゃんがいつも通り颯爽と、舞台上に降り立った。
……嗚呼、終わった。
――が、
「チュパァ、お腹空いたチュパァ。血が吸いたいチュパねえ」
――!?!?!?!?
チュッパリート!?!?!?!?
なん……だと……(BLE○CH)。
まーちゃんがチュパカブラを演じている……だと……!?
「昨日吸った観光客の血はB型だったから、今日はA型が吸いたいチュパ」
違いのわかるチュパカブラなの!?!?
……くっ!
あんなに演じるのが嫌だったチュパカブラなのに、他の人が演じているのを見ると、なんでこんなに胸がざわつくんだ……!
――その時、今度は変公がドヤ顔で舞台に上がった。
今回の変公はどう立ち回るつもりなんだ……!?
またいつものチュパカブラハンターか?
「フッ、これはこれはチュパ沢さん、お久しぶりチュパね」
「おお、チュパ山さんじゃないチュパか! チュパ本さんのお葬式以来チュパね!」
お前もチュパカブラなのかッッ!?!?!?
チュパカブラハンターとしてのプライドはどうしたッ!!!
そしてチュパ本さんはお亡くなりになったんだね……(落涙)。
「フッ、どうですかこの後、二人でチュパオケでも?」
「いいチュパね! 朝までチュパっちゃうチュパよー!」
チュパオケって何ッ!?!?!?
カラオケ的なもの!?!?
――その時、今度は古賀さんが何食わぬ顔で舞台に上がってきた。
嗚呼、もう嫌な予感しかしないッ!
「いやあ、何とか生き返れたチュパよー」
「おお! チュパ本さん!! それはよかったチュパ!!」
チュパ本さん生き返れたッッ!!!!!!
お、おめでとう!(困惑)
「フッ、ではチュパ本さんの復活祝いも兼ねて、三人でチュパオケしますか」
「あ、私割引券持ってるチュパ!」
チュパ本さん用意いい!!
……うぅ、どうしますか皆川先輩?
もう舞台に上がってないのは、僕と先輩だけですよ?
「むう、なるほど、チュパカブラとして舞台に上がればいいのだな」
先輩!?
皆川先輩が僕の横でボソッとそう呟いた。
いや、別にチュパカブラ縛りをしてるわけじゃないんですけどね!?
――そして意を決したように皆川先輩が舞台に上がった。
「やあやあこれはお三方、こんなところで――」
「きゃああああッ!!! 何でこんなところにビッグフットがいるチュパ!?」
「む?」
またやりやがったねまーちゃんッッ!!!!
嗚呼……、僕に続いて、皆川先輩までまーちゃんの餌食に……。
まーちゃんはひとを勝手に何かしらのUMAにしないと死んじゃう病気なのかな!?(名推理)
「あ、ああ、確かに俺はビッグフットだフット。お前達チュパカブラを滅ぼすために、わざわざヒマラヤ山脈からここまで歩いてきたのだフット」
ビッグフットの語尾は『フット』で大丈夫ですかね皆川先輩!?
あとヒマラヤ山脈とアマゾンはほぼ地球の真裏ですけど、よく歩いてこれましたね!?
「くっ! 悔しいけど私達じゃ、束になってもビッグフットには敵わないチュパ……! こんな時、伝説の『チュパカブラキング』――略して『チュパキン』がいてさえくれればチュパ……」
何そのヒカ○ンみたいな名前!?
……やれやれ、結局こうなるのか。
――まあ、見せてやりますかね、本家のチュパカブラってやつを(倒置法)。
「みんなもう安心チュパ!! このチュパキンが来たからには――」
「きゃあああああッッ!!!!! ビッグフットがもう一体増えたチュパ!!!」
「え?」
まーちゃあああああん!!!!!!!
君は何回僕を裏切れば気が済むんだい!?!?!?
僕君に何か恨まれるようなことしたかな!?!?!?
「フッ、まあまあチュパ沢さん、そう怯えずにチュパ。きっと話せばわかってくれるチュパよ」
え?
「そうですよねビッグフットのお二人さんチュパ。何も本気でチュパカブラを滅ぼそうなんて思ってないチュパよね?」
「む? あ、ああ……、まあ、本当はずっと雪山に引き籠っていて寂しかっただけなのだフット」
本当にその設定でいいんですか皆川先輩!?
「なあんだ、そういうことなら、みんなで仲良くチュパオケに行くチュパ!」
何だか無理矢理まとめに入ってるね!!
「――こうして三人のチュパカブラと二人のビッグフットは、五人で仲良く暮らしましたとさ。チュパたしチュパたし」
古賀さん!?!?
最後は君が締めるのかい!?!?
何その『めでたしめでたし』みたいなの?(素)
「ハァーイオッケェ!! フッ、みんななかなかのUMAっぷりだったぞ。これは大分Bチームにプレッシャーをかけられたんじゃないか」
「うんうん、古賀さんと皆川先輩も初めての割にはいいUMAっぷりだったよ!」
「本当に! やった!」
「むう、エチュードというのも存外奥が深いものだな。これは良い小説のネタになりそうだ」
本気で言ってるんですか皆川先輩!?
絶対ろくな小説にならないと思うんで、悪いことは言わないからやめといた方がいいですよ!!
「うふふ、それじゃあ次は
「「「おー!」」」
「……おー」
一人だけ明らかにモチベ低い人いるけど大丈夫!?
……まあ、もう僕の出番は終わったし、お手並み拝見といきますか(高みの見物)。