グリモワール王国の偉大なる聖女──クレア・ミネルバ・グリモワール。
この物語の主人公は、“聖女の妹”──アンリエッタ・マーズ・グリモワールだ。
2人は聖女としての力を使い、国のため、城のために長らく尽力してきた。
ある日、アンリエッタは偶然にもグリモワール王国の闇の秘密を知ってしまう──欲にまみれ、堕落した貴族と王子。そして「聖女システム」というキーワード。
姉に真実を伝えることも叶わず、アンリエッタは魔国に追放されてしまった。
まだ何も知らない姉を、グリモワールから護らなくては。それができるのは自分だけ──!
強い決意を胸に、アンリエッタは魔国の皇子・レイスと契約し、魔女となる道を突き進むこととなる……。
聖女としての力を持ちながら、魔女としての力も手に入れるアンリエッタ。
クレアお姉様を救う、そのためなら危険を顧みずに突き進む彼女の姿は、見ていてとてもハラハラドキドキしますが同時に応援したくなります!
グリモワール王国では軽い存在として扱われていたアンリエッタが、魔国の皇子・レイスとの出会いをきっかけに自信を身につけていく様は、読んでいて爽快です!
遠く離れ離れとなってしまったアンリエッタとクレアお姉様……それでも強く結ばれた姉妹の絆。アンリエッタとレイスのラブラブっぷりもこの物語の見どころ!
過酷な運命に立ち向かうアンリエッタ。
彼女の活躍から、今後も目が離せません!