次の日、
アミュリタの父親が儀式の仕事に
行っている隙を見計らって
アミュリタはカムラの怪我の治療と
謝罪の為に森道からカムラの家を探し、
みつけ出していた。
「カ、カムラちゃん!
「…………」
「ねえ! ちょっと待って!」
カムラはアミュリタに気が付くと、
無言で立ち去ろうとしていた。
「ちょっと待って!
私カムラちゃんに謝りたいの!
それに、その傷の手当てもさせて。
お願い!」
アミュリタは逃げるカムラを必死に追いかけた。
「キャッ!!」
土地勘の無いアミュリタは地面から飛び出した木のつるに足をとられ
前のめりに無様にぶっ倒れたしまった……はずが、