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プロローグ

プロローグ① これから紡がれるのは〝怖い先輩と不器用な後輩〟の話

まじめで要領良く几帳面な性格だけれど、

その強い責任感のあまり部下の失敗を受け流せない、寛容性に欠けた不器用な先輩女性社員。


明るく元気で仲間の気持も考えられるのだけれど、カンが鈍くて何をやっても不器用で要領の悪い後輩女性社員。


まるで犬と猿、水と油のように相性最悪な二人。


これは、そんなそれぞれに不器用な二人が垣根を越え歩み寄ろうとするキノドン人の物語。


キノドン人は、一劫年のサイコロの力を使い、古代生物の生態を一時的に人間の視点から見ることができるようにした例のひとつです。


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