拓真に一目惚れした、5歳の"みくに"はスーパーガールになり、常人離れした能力を獲得し、悪を退治する使命を担います。
恒例行事になるほど告白をしまくっているみくにですが、まっすぐで力強い拓真への想いは宇宙一だと思います。
5歳から30年の時を経ても色褪せない一途な恋心がプロローグからも読み取れます。
この二人が今後どうなっていくのか、これからの展開が楽しみです。
また、拓真は幼いころから悪に堕ちる運命を受け入れていますが、みくにとの希望を思い描く場面があり、読んでて胸が締めつけられるような切ない気持ちになりました。
30年間、全力でぶつかってくるみくにを鬱陶しいと思いつつ、拓真の心の支えになっているのかもしれないなと思いました。
拓真が言う、悪に堕ちるとはどういうことか?
王崎家の呪縛や、強大すぎる父の存在も気になるところです。
昔のテレビ番組やアイドルグループなど、時代を感じるものが出てきます。
懐かしい気持ちが物語の中に起伏を生じさせていて、良い効果をもたらしていると思いました。