「それでは、第四回闇鍋大会を始めます」
私は開会を宣言した。
学生時代から開催して四回目。
ついに参加者は、私ともう一人になってしまった。
具材を入れ煮込むが、突飛な物を入れる事も無い。
「ん?」
餅巾着の食感に違和感を覚え、口の中の物を取り出すと、指輪型の飴が出て来た。
「…当たり」