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058 最後の仕事

「組織を抜ける?」

孤児だった私は、組織の構成員として育てられた。

だが、四十歳を前にして人生を取り戻すと決めた。

「わかった。だがその前に最後の仕事だ」

俺は首を縦に振った。

次の瞬間、銃弾が降り注いだ。

『言ったでしょ?セオリーだって』

通信機から陽気な声が響く。

『今から自由だよ』

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