「次イジったら、トマトみたいに顔を潰すから」
僕は帰国子女。
なので、時々、妙な絡まれかたをする。
髪の色やくせ毛を、無理解な教師に『説明』するのも飽きていたが、今度は生徒だ。
目を付けられている事を『いじっていい相手』と認識した連中が絡んできたのだ。
腕に彫られた魔法少女を見て。