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長居

ありがとう


長居をしたと


琵琶法師


この訪問を


定期的にと


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驚嘆と感動と感謝の日々を過ごしていた琵琶法師が弟子の歌声を響かせたことのある、一枚岩からの歌声を聴いて涙を流す。

そして願いを口にした。


「ありがとうございます。長居になりました。すっかりこのお山と村人たちを気に入ってしまったので、定期的な訪問をしたいです。」

「お礼と言っては何ですが、届けてほしい情報や、集めて欲しい情報、広めて欲しい情報などございますれば、何なりとお申し付けください。」


「ほうほう、そうでしたか。それでしたら、もう『音の家』をご案内しておきましょう。」

「ご宿泊もできますので次回はこちらでいかがでしょう。」「何ですと!『音の家』があるのですか!ありがたいですね。」


「それでは、次回からそちらに、よろしくお願いいたします。」

ということになり、一枚岩に並ぶ村の音の社交場に案内される琵琶法師と弟子なのでした。

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