抱き枕
人数分を
運び入れ
皆で集まり
安らぎの時
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長屋に来たばかりで、まだ落ち着かない子供らに安らいでもらう為ために何か、何か安らぐ物は無いかと考える。
やがて妙案が浮かび、抱き枕を作った。
それだけでは足りぬ、という雰囲気から「皆で一箇所に集まって寝てはどうか?」との話になり。
やや暑いが、身を寄せあって眠ることにする。
子守唄を歌って、数え歌も歌い、ようやく寝てくれたなあと寝息を聴きながら村人は微笑むのでした。