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一日目:夜(~22:00)④

 扉を開けるとそこには、湯船、シャワーヘッド、プラスチック椅子、風呂桶があった。トイレと風呂場が一緒になっているタイプの作りらしく、洋式便器もついている。



 しかし、そんなものはどうでもいい。僕ら四人の関心が向いたのは、床に置かれた『大量の』大人のおもちゃだった。





「こ……れは……」


 思わず、息を飲む。ラブホだってこんなに品ぞろえが豊富ではないだろう。使ったことのない、どうやって使うのかもわからないようなものもたくさんある。






「な、やべーだろ」

 筆川の言葉に、僕と二階堂は黙って頷く。しかし、宇佐霧だけは平然とした顔をしていた。


「なーんだ。ただのおもちゃっすか」

「はぁ!!? お前やべぇな!!!」

「変態! 不潔!!」


 筆川はドン引きし、二階堂は半泣きになっていた。








『プレゼントは、気に入ってくれたかい?』

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