不意にうさ耳ピエロマスクの声がして、僕らは動揺する。
「何だこの声、どっから……!?」
『下さ』
「下……?」
たしかに、下の方から声が聞こえるが。僕が床のほうに視線を向けると、
『君たちの股間につけられている貞操帯には、爆弾の他にもスピーカーが搭載されているのさ!』
何てハイテクな……。
『さぁ!
「できるかッ!」
股間には貞操帯。普通のオナニーはできない。当然、何日もヌかなければ性欲は溜まる一方だ。タチである僕らが我慢の限界を迎え、一縷の望みをかけて尻穴を弄りだすのを期待しているのか、この性悪ピエロは。
なんて性格の悪い奴なんだッ……!!