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数日間の努力が功を奏して、上手いこと飯倉
本来ならそこで再び再会するまで待たないといけないが、思いがけず自宅にご招待とは。
ゲームではなかった現象だ。
どうやら運は俺に向いているらしい。
「よう
「また来たのあんた? 6人も恋人いるのにあたしにばっかり構ってていいのかしら?」
そうは言いつつちょっと嬉しそうな顔になってるのを見逃さない。
「今日は
「
「
「VTuberさんの現場見学してもいいですか?」
「もちろんいいわよ。可愛い女の子なら大歓迎だからね」
「ありがとうございます~」
「お、なんだよ。今日は同人誌の執筆活動か?」
「そうよ。夏の祭典に間に合わせないといけないからね」
この世界にもコミケってあるんか。
まあゲーム要素以外は普通の日本だし、あるのは当然か。
「今度はどんなの描くんだ?」
「そ、それは……やっぱりさ。その」
「ははぁ~ん。チャラ男にグチャグチャに染められるちっぱいちゃんシリーズか?」
「そ、そうよっ、悪いっ⁉」
「実体験たっぷり味わったもんなぁ」
「うるさいわねっ。邪魔しにきたんなら帰ってよっ」
「ごめんごめん。今日は
「確かに今日は
「諦めろ。
「くそっ。嬉しいって思う自分が嫌いだわ」
「まあまあ亮二君のペースに乗っかるとドンドン呑まれちゃいますからその辺で。油断するとエッチに持ち込まれちゃいますよ」
「そ、そうなのっ」
「実体験だから説得力あるな、
「
大人しい顔して内側に秘めた欲望は初音や優奈と肩を並べるくらい大きくて強いのが
二人と違うのは、ご奉仕や積極性で尽くすのではなく、イノセントな魅力で俺の理性を溶かしてくる天然さで誘惑してくることだ。
「お兄ちゃん、だけだよ♡」
俺の背中に隠れ、二人には聞こえないように囁きかけてくる。
なんだか最近、
ともかく無言で頭をナデナデしてやる。
「う、羨ましい……」
「どうした
「だ、誰かあんたにナデナデされて喜ぶっていうのよっ!」
「え~、亮二君のお手々って凄く大きくて温かいですよ。りょーじくーん。
「しゃーないな、ほれ」
「うにゃぁ♡
「あ、あんたらねぇ」
さて、これ以上からかうと本当に怒ってしまいそうだからこのくらいにして、
◇◇◇
「へっ⁉ そ、それってもしかして、飯倉
「なんだ? 知ってるのか、彼女のこと?」
「知ってるもなにも、中学時代の親友よ。ナンパから助けたっていう女の子が私の昔の知り合いなんて。こんな偶然あるのかしら?」
「まあ世間って意外と狭いものだしな。こういう事もあるだろ」
まずは早速本題。
俺は
案の定、
そしてメイドが追いかけてきた、の辺りでひょっとしてと言い始め、完全に確信を持った。
「飯倉さんだったか。連絡はとってるのか?」
「ううん。中学卒業で連絡取れなくなっちゃって。もう2年くらい会ってないわ」
「連絡先くらい交換してなかったのか?」
「もちろんしてたわよ。でもしばらくして既読がつかなくなって、そのままアカウントも消えちゃった。多分、嫌われたのかも」
「なんかしたの?」
「ううん。覚えがない」
嫌いになった? それは違う。
設定資料にも情報があまり載っていなかったが、無二の親友である
「一方的に嫌いになるとか、そういうことをする子には見えなかったぞ。何か事情があるんじゃないか?」
「そ、そうかな……でも、知らないうちに何かしちゃったのかも」
もともと人見知りが激しくて好きなこと以外の日常生活がダメダメな彼女にとって、同じく変わり者で周りから浮いていた
「だったら今度招待されてる飯倉家への訪問、一緒に来るか?」
「えっ、そ、それは……いいわよ。向こうにとっても迷惑だし……」
「そんなの行ってみないと分からないだろ。本人に直接嫌いだって言われてないなら、何か事情があるだろうさ。決めつけないで聞いてみたらいいじゃないか」
「簡単に言わないでよ。そんなのできてたらとっくにやってる。コミュ障ナメないでよ……。
「ふむ。それなら俺に任せておけ」
「ま、任せるって、どうするの?」
「自分で確かめるのが怖いなら、俺を頼れよ。いや、頼まれなくても勝手に仲を取り持つぞ」
「ど、どうしてそこまでしてくれるの?」
「え、だって自分の女の幸せの為に動くのは当たり前だろうが」
「あ、あんたってやっぱりよく分かんないわ……」
「それがお兄ちゃんクオリティ。自分の女にはいつも全力。
「
「や、やっぱりそうなんだ」
「ははは、否定はしねぇな」
「ぐぬぬ……なんか素直に頼るのが悔しい」
「よーしっ。そんなに素直に頼るのが忍びないならエッチなご奉仕で見返りを要求しちゃおっかなぁ」
「や、やっぱりそういうこという~っ!」
『そんな亮二さんにお助けターイムッ! 【ケモミミVTuberのエッチな配信♡ マイクロビキニでお兄ちゃんを誘惑プレイ】はっじまるよー♪』
おっふっ。さすが妖精さん。エッチな空気にはすかさず入り込んでくる抜け目のなさ。流石ですなっ!
「
「え、な、何を持ってきたって?」
その中には更に小さなビニールにパッケージングされた細い紐状の布きれが入っている。
「こ、これはなんなの
「見ての通りエッチな水着。一緒にエッチするためにもってきた。
「んぁああああっ! がわい゛い゛~~~~っ! 逆らえない~~」
「そんじゃあ
ノリノリの
三人いっぺんのエッチなVTuber配信プレイが始まる。