妖精さんのラッキーちゃーんす☆によってもたらされたローション風呂なるドスケベな予感しかしないお持て成し。
今回は向こうから提案してくるタイプのようだ。
そういえば初音の時も壁尻に埋まってたのがきっかけだった。
つまり何か普通ではないシチュエーションが与えられて、それを活かした攻略をしていくのがラッキーちゃーんす☆なのだ。
よーし、ローション風呂なんてエロい以外の要素が含まれていないじゃないか。
だったらそこでトコトンやってやるぜ。
「桃華、直ぐに準備を」
「既に」
「ご苦労様」
何やら既に準備万端らしい。そんなものが元々あったとはとても思えないので、これも妖精さんの事象改変の影響に違いない。
「せっかくなら涼花ちゃんとお連れの方も如何ですか?」
「ふぇ、ま、舞佳もですか?」
「ええ、我が家の女性メイドによるローションマッサージ付です。とっても気持ち良いですよ」
「いいじゃないか。2人とも受けようぜ」
「あ、あんたがそう言うなら」
「ま、舞佳も興味津々です」
舞佳はもちろん、涼花も断ることはしなかった。
桃華の案内で移動したのは大浴場。さすが金持ちだけあって、獅子の蛇口とかプール並みにだだっ広い湯船。
そしてアロマの香りがする室内の雰囲気が既に淫靡である。
そこに鎮座する場違いな銀色のマット。明らかに風俗にあるアレだ。
「お待たせいたしました」
「ん、おおっ」
それぞれが別の部屋へと案内され、俺はリゾート地のプールかと思うほどの広い風呂へと案内された。
服を脱いで待つように言われたが、後から入ってきた女の声に振り向くと、そこにはマイクロビキニ姿の琴葉が立っているではないか。
「流石にお持て成しの伝統とはいえ、殿方の前で肌を晒すのは恥ずかしいですねぇ」
照れて恥じらう琴葉。
美少女がグラマラスな体型をマイクロビキニ姿で惜しげもなく晒している姿は欲情せざるを得ない。
ムッチムチの琴葉の体はマイクロビキニの布地がパツパツに食い込み、明らかにサイズが合っていない。
そのワンサイズ下のチョイスにグッジョブと言わざるを得なかった。
「まあ♡ なんてご立派なモノをお持ちなんでしょうか。お父様の五倍はありそうですぅ♡」
五倍は言い過ぎではなかろうか。俺の五分の一だとしたら、琴葉の親父は短小なのか?
股間を凝視する琴葉の表情は赤らんで発情しており、モジモジと股の間に両手を擦り合わせて何かを我慢しているかのようだ。
両手で顔を隠していても、指の隙間からチラチラと覗き見ているのがバレバレだ。
どうやら桃華はとんだムッツリさんだったらしい。
というか、当たり前のように2人一組で俺の所にやってきた。
「お嬢様自らマッサージしてくれるのかい?」
「はいぃ♡ とは言っても、誰にでもするわけではありませんよぉ。本来はメイドの仕事ですけどぉ」
パスが繋がった彼女の心が伝わってくる。
どうやら俺自身に欲情しているらしい。
「一目惚れという奴でしょうか。お顔を見ているだけでドキドキが止まりません♡ こんな経験は初めてでして、自分でもどうしたらいいか分からないんです」
こんな顔をした琴葉はゲームの中じゃ見られない。
ただでさえチョイ役感が否めないほど出番の少ない琴葉だから、その性格でさえ表面的にしか知られていないのだ。
「それなら、琴葉お嬢様の感情を体で表現したらいいんじゃないか」
「ええ、是非とも」
そんな訳で始まったローション風呂マッサージによるお持て成し。
勃起待ったなしであった。
◇◇◇
「それでは失礼しますぅ♡」
アロマの香りがする温められたローションが体にまぶされていく。
銀色のマットに寝転がり、仰向けになった俺に温感ローションを垂らそうとするが、俺はそれに待ったをかける。
「お嬢様よぉ。お持て成しだったら、
「はぅッ⁉ そ、そうでしたぁ♡ 私としたことが、つい……」
「恥ずかしいのか?」
「流石に殿方の肌に触れるのは生まれて初めてですからぁ。乙女の恥じらいというものですぅ」
【催淫】によってエロいフィールドは展開されている。
意識的にそれを強めて彼女達のスケベ本能を刺激すれば抵抗も少なくっていくだろう。
「失礼しまーす……んっしょぉ♡」
「おほっ……良い感触だ」
どっぷぅうん♡
初音以上のドデカい爆乳が胸板をもの凄い効果音を伴いながら形を潰し、ヌルヌルのローションをまぶしながら前後していく。
「あはぁ♡ これぇ、凄く気持ち良いですわぁ」
風俗のマットプレイのように体を擦り付けて、女の柔らかさが血流を良くしていく。
「これはぁ、自分もちょっと気持ち良いですねぇ」
マットの上でほとんど裸同然の格好。
しかもマイクロビキニは乳首と恥部をかろうじて隠しているだけのギリギリデザイン。
これはエロい。豊満な体つきなのに、腹筋は薄く割れてスレンダーに磨きが掛かっている。
「もしかして、バレエか何かやってる?」
「はいですわぁ。幼い頃からやっておりました」
「いいね。そういうの俺好みだ」
「嬉しいですわ」
「琴葉お嬢様、胸でコイツを挟んでくれないか」
「む、胸ですかぁ♡」
無垢なる令嬢に卑猥な言葉を使わせるって溜まらなく興奮しちまうぜ。
「分かりましたぁ。私のおっぱいで、霧島様にご奉仕いたしますねぇ」
エロ空間に包まれているとはいえ、まだ2回しか会っていない俺にここまでしてしまうってのは随分惚れ込まれたものだ。
妖精さんスキルの影響なんだろうけど、せっかくならもっと過激にやってみたいな。
せっかくのラッキーちゃーんす☆なんだ。派手にドスケベに、淫靡なお嬢様の処女を頂いてしまいたい。
「それからぁ、お嬢様ってやめてください。琴葉とお呼びくださいませぇ」
それはまるで好きな人に自分のことをちゃんと名前で呼んで欲しいと訴えかける少女のようである。
いや、まさしくその通りなんだろうな。
一目惚れと言っていた。鬱屈していた精神をスキルによって解放された事で、自分の欲しいものを手に入れる事にまったく躊躇がない。
「だったら俺のことも名前で呼んでくれよ、【琴葉】」
「んはぁん♡ 畏まりましたわ、亮二様♡」
【魅惑ボイス】による魅了のスキル。名前を呼ぶだけで彼女の心は俺の虜になっていく。
もともと一目惚れとは一種の熱病のようなものだ。
現実とのギャップが埋まっていく度に冷めていく可能性だってある。
しかし、スキル全開で彼女の心に俺の存在を刻みつければ、そのギャップは彼女の感情にピントを合わせていく。
簡単に言うなら一目惚れで得た感情が心の深い所に根付いていく訳だな。
「【琴葉】、命令だ」
「はぁん♡ ご命令、なんだか興奮してしまいますわぁ」
もしかして命令されることに感じてる?
なんだか初音や優奈みたいに上位に立たれる事に興奮を感じるタイプに見えるな。
その瞳にはくっきりと薄ピンクのハートマークが浮かび上がっている。
これはこのままイケそうだ。
よーし、このまま処女を頂いてしまおう。