さて…今回はちょっと私の過去の話をしましょう。
昔…というか自分が物心ついた時からやりたいことは決まっていました。
【たった一つの傑作を作りたい】
ただそれだけです。
私の行動理念は、たったそれだけです。
人間って言うのは見上げるとあこがれを抱き見下ろすと慢心を抱きます。
私は真っ先に頂点を見上げました。
私はそこに行きたいと強く願いました。
その結果、相当周りを振り回した記憶があります。
でも私、それに対する罪悪感を抱いていません。
なぜなら【夢を追うのに誰かの許しは必要ない】と思っているからです。
なんで俺が目指す道中を他人に否定されなければならないのか。
険しい道を歩くと誓った少年を、【いってこい】と背中をけ飛ばす大人がいないのか。
幼いころはそれが不思議で仕方ありませんでした。
なので私は思いました。
「後悔や失敗は全部俺のものだから。俺のものを取るな」
と…
周りの大人に、自らの道を歩くのも俺で、それで失敗するのも後悔するのも俺の大切な経験だから、その経験を取るなと周りに啖呵を切ったのですよ。それでも周りからしたら止めなきゃいけないと思うのでしょうね。
感情を壊してでも正しいと言われる道へ行けと言われました。
でも俺は…傑作を作りたかった俺には、【感情を壊す=死】にしか思えませんでした。
すると大人は「成功することはない」というのですよ。
実力社会ですからね創作って。
それと同時に新しいものはどんどん変わっていきます。
そんな創作で当てるなんて…宝くじあてるようなものですよ。
ぶっちゃけ未来なんて真っ暗なんですよ。
そんな時、
「何でそこまでお前は創作にこだわる」
と言われたんですよ。
でも私はクソガキでしたからね。
「俺みたいなバカがご丁寧に理由を用意してると思うか?」
って言ったんですよ。
ぶっちゃけ私のようなバカが無い知恵を振り絞って理由を考えたところでそんなもん出てこないです。
ただ、【これが一番向いているからだ】と自分で決めつけてがむしゃらに書いているだけなんですよ。
結果が実るなんて思っちゃいない。努力が実るなんて思ってない。
そんな事わかってるのにどうしても書き続けちゃうんですよね。
裕福なんて言えない。仲間は少ない。いつ破綻するか、いつ書けなくなるかわかったもんじゃない限界生活だろうと。
夢を見るのをやめられないんですよ。
だから私は…これが自分で一番【向いている】と堂々と宣言します!
堂々と!キーボードを指でたたき夢を語ります!
様々な経験をして、感じたことを自分なりに消化して、
数々の駄作を積み上げていって、死ぬまでの日々を確実に消費して。
この【言葉の紡ぎ方】は、その果てに傑作を作りたいと夢を掲げる私だけの物語なのですよ。
日々創作に対し全力でかじりつきてるつもりのバカな私の物語なのですよ!
誰に見られるために書いているわけでもないこの小説を、私は全力で書いていくのです。