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ガラスの檻

目を開けば、光の網

まばたきひとつ、記録される

交差点に立ち止まれば

思考までもが、測られる


壁はない 鎖もない

それでも息が詰まるのはなぜだろう

笑顔を作り、笑顔に縛られ

自由とは、どこにある?


手のひらの中の世界は

夢を映し、意志を消す

選んだつもりの道の先

影はすでに、敷かれてる


夜空に瞬く無数の星

いや、それは見張る瞳

優しげに光りながら

裁く時を、待っている


ここは楽園か、牢獄か

気づいた時にはもう遅い

沈黙すらも囚われる

すべては、記録される


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