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第3話 ふしぎな夢のお話し

Sは、いつも、同じ夢を見ていました。

それは、いつも同じ黒い車(霊柩車)から追いかけられる夢だった。

しかも、段々畑をまっすぐに走って逃げる夢だった。

本当に奇妙な夢だった。

毎回、変わらない夢で、しかもリアルな感覚、感じが残っている夢だった。

その夢は、段々畑をまっすぐに走って、黒い車が追いつきそうになると目が覚める夢だった。

眠りが浅いのか、まったく眠れてないのか、分からず、また、同じ夢の繰り返しだった。

ある日、また、変わった夢を見た。

Sが広い宇宙の中にいて、首には、ふろしき、

マントを巻いていて、宇宙を飛んでいる夢だった。

その広い宇宙には、Sだけだった。

でも、寂しくはなく、なぜか、楽しくて、広い宇宙をのびのび、飛び回っている夢だった。

それから、また、その夢をみなく、また、黒い車から追いかけられて段々畑を逃げる同じ夢をみた。

なぜだろう?

また、繰り返されるのかなぁ、、、

少し、不安になってきたのだった。

それから、また、何日か、経つと広い宇宙にいて、首にふろしき、マントを巻いて、飛び回ってる夢をみた。

それから何日かして、今までとは違う夢をみた。

それは、ワシ、トリ、サル?が並んでいる絵だった。

しかも、Sは、上からみているようだった。

その夢は、リアルな感じがした。

なぜか大きな絵のようにもみえた。

次の日、学校にいくと、社会の授業でその夢の絵が出てきた。

なんと「ナスカの地上絵」で空からでしかみえない歴史の遺跡の絵といわれました。

Sは、夢でみたから知っていたけど、なぜだか、「一度、夢でみたことがある!!」と言えなかった。

Sは、死ぬまでには、一度は、絶対に、「ナスカの地上絵」をみに、確認にいきたいと思ったのでした。

本当に不思議な夢でした。

それから、また、黒い車から追いかけられ、段々畑をまっすぐに走り逃げる夢をみました。

何か、意味があるのかわからない、幼いころの夢でした。





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