朝の陽射しと共に私が起床すると、ゼシカが元気な声で挨拶をしてきた。
「アリス様、お早うございます! お食事の用意が出来てますのでどうぞ」
「ありがとう。とても美味しそうだね」
ゼシカはぐっすりと寝れたのだろう、疲れの様子は全くなさそうなので安心した。
朝食をとったあとは装備を身に着けてから【拒絶の森】を進んで行く。道中に現れる魔物との戦闘は私がサポートをして、ゼシカに全て任せて倒してもらう。徐々にレベルが上がってきたのと、戦闘経験を積んだことで昨日よりも格段に良い動きになってきてるの。
私達は順調に先へ進んで森の外周に近づいてくると、1つの懸念が頭をよぎる。
それは
私もあれから多少は強くなってはいるんだけど、ゼシカを守りながらだとかなり厳しい戦いなる。そんなことを考えてると
『アリス様、
復活した
懸念事項がなくなったので、安心して森の外周を抜けようとすると、4つの大きな気配が近付いて来たの。復活した四種の
「偉大なる主アリス様、我等は光樹より新たに生を受け【拒絶の森】の守護竜としての務めを全う致します」
うん、復活した
「ねぇ、それぞれに呼名があった方が親近感も湧くと思うの。私はあなた達に名前を授けようと思うんだけどどうかな?」
私の言葉を聞いた
「この上ない幸せです。我等のアリス様への忠誠の証にも成りますので、是非とも名付をお願い致します」
名前が欲しいと返事を受けたので、私は名前を考えることにしたの。四属性を司る四種の
「アリス.フェリシアが我が眷属に名を授ける。
私が名付けを終えると、
§ゼシカの想い§
突然、アリス様の下に
四体の
アリス様は
崇高なるアリス様に仕える事を感謝します。