バレーボールを顔面レシーブした衝撃で思い出した。
私は、美少女ゲームに転生したのだ。
「大丈夫?」
聞き覚えのある声。だが、顔が不鮮明だ。
眼鏡でも落としたのだろうか?
そう思っていると浮遊感を覚えた。
お姫様抱っこ。
理解できた。
この世界は小説版で、私はオリジナルのゲストキャラだ。