愛梨奈を寝かしつけて‥‥‥ソファーに座り一息つく。
あっ。コーヒーもらったんだ!!長崎君から貰った缶コーヒーを飲もうと手に取る。
‥‥‥‥‥。
開けようと思ったが手がとまってしまう。
‥‥‥‥悩んでくれたんだって‥‥‥‥何でも良いのにな。ワザワザ悩んでくれたのか‥‥‥‥‥真面目だな‥‥‥‥。
う〜ん。今日は飲まないでおこう。缶コーヒーをもう一度机に置く。お湯を沸かしてスティックのカフェオーレを作る。
明日は‥‥‥‥朝練は何時からするんだろう??
今は‥‥‥減量組がいないから‥‥‥朝ごはんは食堂のスタッフにお願いしている。
明日のメニューはなんだったかな‥‥‥‥メニュー表を見ると‥‥‥‥‥‥。
あっ。しまったー。パンだ‥‥‥‥‥‥。
合宿でみんな気合い入ってるよね‥‥‥‥‥。どうしよう‥‥‥‥。おにぎりにかえてあげたい。
まだ21時‥‥‥‥‥真央さんに電話しても大丈夫よね??
ルルルルルルー
「もしもし?何かあった?」
「遅くにごめんなさい。」
「ううん。大丈夫よー。」
「今は減量組がいないから朝ごはんは食堂のスタッフにお願いしてるんですけど‥‥‥‥‥。」
「うん。」
「明日‥‥‥‥パンなんですよ。」
「あ〜。しまった。合宿中のメニュー昼と夜しか確認してなかったね。どうしようかー?」
「おにぎりと味噌汁と卵焼きとかあるものでつくりたいけどいいかな??」
「できる?」
「1人ならできるんだけど‥‥‥‥‥愛梨奈が‥‥‥どうかな??」
「預かるよ。」
「うん。でも、朝早いし‥‥‥出来たら今から仕込みたい。」
「愛梨奈は??」
「寝たばっかり。」
「Ok!!今から迎えに行って〜朝まで預かるよ。」
「えー良いんですか?」
「大丈夫!夜、起きる?」
「最近は起きないです。起きてもトントンしたら寝ます。」
「了解!任して。準備はいらないよ。ベットからミルクまであるからね。」
「ありがとうございます。」
すぐに真央さんは来てくれた。すぐ近くなのに車で来てビックリした。
「寒いから愛梨奈が風邪を引いたら大変。でも、チャイルドシートで起きるかな?」
「多分‥‥‥‥大丈夫。なかなか起きないから!」
「よかった。起こしたらかわいそうやもんね。食堂のスタッフには言ってるから明日来たら指示してあげてね。」
「ありがとうございます。パンも使って良いですか?」
「もちろん。」
「昼にデザートにフレンチトーストを作ろうかな?!」
「いいね。1人でしなくていいから。上手くスタッフに手伝ってもらって。」
「うん。」
「じゃー連れて行くね。今日、上手くお泊まり出来たら明日の夜も預かるね。」
「いいの?ありがとう。」
「こっちこそ。ありがとう。いっぱい考えくれて助かる。じゃー乗せよう。」
真央さんが慣れた手つきで愛梨奈をチャイルドシートに座らせる。泣かない!!!!良かったー。
「じゃ。おやすみ。ムリしないでね。」
「うん。ありがとう。おやすみなさい。」