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第35話 お兄ちゃんがいっぱい。中にパパ?

なんか‥‥‥‥長崎君って‥‥‥‥‥‥‥‥‥古風なカンジで落ち着いてるな‥‥‥‥‥。


さぁっ!!朝ご飯に取り掛かろう!!


「ありがとうございました。」食堂の職員さんにお礼を言う。

「全然。 メニューを変更してくれてよかったよ。」

「いえいえ。勝手をしたのに助けてくださってありがとうございます。」


「おはよー。」真央さんが愛梨奈を抱いて入ってくる。「おはよーございます。真央さん、大丈夫でしたか??」

「全然大丈夫だった。アレから1回も起きなかった。起きたのは6時すぎだったよ。」

「そうそう。最近は朝までグッスリ。」

「朝も泣かずに起きてたし〜。良い子すぎるね。愛梨奈はもっとワガママで良いよ。」

「もうすぐ、イヤイヤとか言いだしますよ〜。恐怖です。」


ザワザワザワ。


「あっ。朝練が終わったね。」

「真央さんも食べて行きますよね?」

「う〜ん。食べたいけど‥‥‥化粧しに帰るよ。化粧したら愛梨奈をまた迎えに来るよ。」

「今日も託児所を頼んでますよ?!」

「知ってる。けど私がみる。いい?」

「もちろん。真央さんが預かってくれたら助かります。愛梨奈も喜ぶし〜。」

「私も楽しいし癒されるからwin‐winやね。」

「フフフ。ありがとうございます。」

愛梨奈を真央さんから抱っこをかわる。

 ガラガラガラっと勢いよく扉があく‥‥‥‥‥

「扉は優しく開ける。壊れる。」っと真央さんが言うと‥‥‥‥‥

「えっ。理事長!おはようございます。さーせん。」ってケンシロウ君が言う。

「おはよー。気をつけてね。じゃー私は一旦、帰るね〜。」


「愛梨奈おはよー。おいで!」ケンシロウ君が愛梨奈の抱っこをかわってくれる。


配膳が終わり‥‥‥愛梨奈のところに行く。

「ごめん。ケンシロウ君、食べさせてくれてありがとう。」

「全然‥‥‥可愛いすぎて、ずっとあげてたい。」

「わかる。」祐希君が言うと‥‥‥‥‥周りのみんなも頷く。

「フフフ。皆ありがとう。愛梨奈はお兄ちゃんがいっぱいで良かったね。」

「いや。この内、1人はパパかもよ。」

ブっー!

「ちょっと、将太君!変な事言うから吹き出しそうやったやん!もー!」

「あり得なくはない。」

「「「「「うん。」」」」」周りのみんなが言う。

「もー!おばさんをからかわんといてよ!!」

「リサさんは、おばさんじゃないから!絶対に自分で下げないで!!」言った将太君を見ると真剣な顔してた。

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。わかった。ありがとう。」

将太君がこういう事を言うのは初めてだ。ケンシロウ君や祐希君や他の子達も冗談で言ってくるけど‥‥‥‥将太君はなかった‥‥‥‥‥‥。

その後もワイワイ皆で騒ぎながら朝ご飯をたべた。

その様子をニコニコしながら時には頷いている長崎君は‥‥‥‥お箸の持ち方もキレイだな‥‥‥‥って見ていると爪が割れて少し出血しているのに気づいた。

「あっ。長崎くん。爪が少しわれてる。テーピングは持ってる?」

「あっ。部屋に戻ればあります。」爪を見る。

「そうなんだ。テーピングは各々、こだわりがあるもんね〜。部屋に戻るまでバンドエイド貼って!」っとバンドエイドを渡す。

「ありがとうございます。」っとバンドエイドを受け取り。またペコっと頭を下げてくれる。

「全然!!爪の手入れしてる??」

「手入れ?」

「うん。乾燥を防いだほうが割れにくいよ。」

「乾燥ですか?」

「うん。オイルとかクリームを塗るの!」

「やってる?」

「やってないです。」

「そうなんだ。奈良の子達もしてなかったんだけど、手入れしだして3カ月ちょっとだけど‥‥‥皆割れにくくなったよね??」


「「「「まぁ〜うん。」」」」なんか微妙な返事でビックリする。

「えっ。何?オイルだめ?絶対に割れる頻度が下ったのに??えぇー。」

「いや。オイルは良いよ。割れにくくなった。けど!!ライバルに教えなくても‥‥‥‥‥みたいな?ごめん。リサさん。」将太君が言う‥‥‥‥‥。

「あっ。そっかー。イヤイヤ。ライバルだけど仲間でしょ!!」

「「「「はい!」」」」

「フフフ。良い返事!!許す。フフフ。って事で、長崎君と八戸君に後でオイル持って行くね。毎日ケアしないといけないので使って良かったら購入して毎日してね。」

「「ありがとうございます。」」



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