2020年、街の中を放浪していた白い犬。
青い首輪を着けていたけれど、毎度おなじみで飼い主は迎えに来なかった。
念のため2~3ヶ月待ち、ボランティア譲渡申請書を提出してレスキューした。
2020年は例のあのウイルスが猛威を振るっていた年。
人々は家に引きこもり、不要不急の外出を避けていた時期。
保健所の犬の毛並みを整えてくれるシャンプーボランティアも滅多に来られないので、犬達はみんな薄汚れていた。
9月に引き出した白犬の毛並みも薄汚れて、表面が黄ばんでいる。
引き出し前にボランティアがシャンプーしてくれたけど、その黄ばみは落ちなかった。
さて、どうしよう?
洗っても落ちないこの黄ばみ。
懇意にしていたトリマーさんに相談した結果、丸刈りすることに。
【マルガリータ】
犬や猫の毛を丸刈りにすること。
トリミングの腕が重要で、素人がやると段差ができて残念な見た目になってしまう。
石垣島の犬ボラが使っていた用語だけど、都会でも使っているかも?
というわけで、前エピソードのモクレンもお世話になった、当時まだ営業していたトリミングサロンで毛を刈ってもらい、黄ばんだ白犬は真っ白ベリーショート(?)犬に変身!
……なんか違う種類の犬みたいになった?!
9月の石垣島は真夏の気候、スッキリサッパリ涼しくなって快適そう。
毛の根元に熱がこもってムレたら皮膚トラブルになりやすいみたいだから、これはいいかもしれない。
その後、犬は預かりボランティアのもとへ。
1ヶ月ほど預かった後、ボランティアからそのまま里親になってくれた。
預かり&里親はモクレンの飼い主にもなった人。
白犬は「白竜」という名前をもらった。
でもその正式名はほとんど呼ばれず「ハクちゃん」の愛称で呼ばれることが多い。
むしろ白竜と呼ばれているところを聞いたことがないかも。
あまりにも聞かない正式名で、今回このエピソードを書くまで忘れていたよ(笑)
ハクちゃんこと白竜は、2024年7月現在も完全室内飼いでノンビリ生活中。
マルガリータは定期的にやっていて、何ヶ月かに1回「君だれ?」ってくらいのイメチェンがされている。