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猫とドライブした日


 タイトルはのどかですが、実際はかなり焦った出来事です。

 何があったのか?

 今日起きたことを綴っておきましょう。


 6月9日は緑地公園の新入り猫2匹の避妊去勢手術日でした。

 いつもなら搬送専門ボラさんに病院へ猫を迎えに行ってもらうのですが、たまたま筆者が用事で迎え時刻に付近を通るため、ついでに迎えに行きました。


 今日の猫はどちらも人馴れしていて、預かりはとても楽でした。

 病院で猫を受け取り、車に積み込み、ニャーニャー鳴く声をBGMに自宅へと向かっていたときのこと。


 ガタガタッ、ガサガサッ!


 なんか、後ろで物音がしました。

 猫が暴れ出したようです。

 そんなことには慣れっこなので、放置して運転を続けていると、バックミラーに猫の姿が。


(え?! ケージから出てる?!)


 Sケージに入れて段ボール箱を被せていた中から、引田天功の如く脱出した猫さん。

 運転中の筆者はすぐには対処できず、そのまま自宅まで帰りました。

 その間、車内フリーになった猫さんは、ケージに被せた箱の上に座ったり、立ち上がって窓の外を眺めたり。

 手術したばかりとは思えぬ元気さで、好奇心旺盛に遊んでいました。


 やっと自宅に着いて、運転席にいた筆者が振り返って目が合うと、慌てて座席の下に隠れる猫さん。

 筆者は運転席と助手席の間を通り抜けて、座席の下で丸まった猫さんをワシ掴みで捕獲!

 捕まった猫さんは抵抗もせず、大人しくケージに突っ込まれてくれました。


 TNR猫の搬送、要注意!

 ケージの扉を確認しましょう。

 紐や結束バンドで縛りましょう。

 今回の猫さんは、ケージの扉が紐で縛られていなかったため、無理やりこじ開けて脱出しました。

 段ボール箱を被せて扉を押さえていても開けてしまいました。

 人懐っこい大人しい猫だったのでアッサリ捕まりましたが、シャーパンだったら流血沙汰になる筈です。


 ドライブを満喫した(?)猫さんは貧血らしく、栄養のあるものを食べさせてとのことでした。

 しかし下痢もしているので、先にそちらを治すことからですね。

 しばらくお世話が続きそうです。

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