「好き」という想いがゲームになる。
これは比喩ではありません。
男の子が男の子を「好き」になる───その想いがゲームになります。
これは壮大な告白の舞台装置。
ここまで大掛かりな外堀がなければ恋を成就できない───傷つくこと、失うことを恐れた若者の純愛が世界を覆います。
ゲームの中に想い人を閉じ込めて、それでも尚、ストレートに行動できない紆余曲折に翻弄されます。
しかし、二人の距離は確実に縮まります。
最高の結末を予感しつつも、そこに至る長い「横道」を楽しみましょう。
まるで出口の見えない迷路を進むようですが、ふとした拍子───まさにその時───二人のピースが突如としてお互いのスキマを埋めます。
それは最高の瞬間との出会いとなります。