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第3話 菜々 4

「君、名前は智也だっけ?智也って呼ぶね」





「はい」





「じゃあ、学校終わったら正門のとこで待っててね。一緒に帰ろう」





「はい!」





こんな嬉しそうな顔するヤツ初めて見た。





智也と別れてから教室に戻った。





教室に行くと徹と例の浮気相手、恭子がいた。






「よお、菜々、この前のことなんだけどさ」




いまさら言い訳?





もうそんな段階じゃないことを教えてやろう。





「ゴメンね。私、好きな人ができたの。今日から付き合うことになったから






「はっ?」





「だからあんたとはおしまい!バイバイ」





「菜々、あのね……」





「恭子、気にしないで。資源ゴミはリサイクルしないと♪」





そう言って自分の席に戻った。

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