あー、スッキリした。
徹のマヌケ面ったらなかった。
思い出しただけで一週間は笑えそう!
「ねえ、もしかして例の大原と付き合ったの?」
「マジで?」
理恵と康子がひそひそと聞いてきた。
「うん」
「わかった!徹へ当て付けでしょ?」
「わかる?」
「わかるわよ!」
「でも、徹とはほんとに終り!」
「わかった!徹のプライドをズタズタにしたくてあんなダサ夫と付き合うことにしたんだ?」
「いいじゃん。本人も喜んでたし」
そう、確に智也は喜んでた。
ホームルームが終わって私は正門で待ってる智也のとこに行った。
後ろから徹が見てるのもちゃんと知ってる。
私を呼んでるけど当然シカト。