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第3話 菜々 7

席につくと私は聞いてみた。





「ねえ、智也はいつから私のこと好きだったの?」





「は、はい。入学式の後に見掛けてからです」





「そうなの?」





「なんか、先輩を見たとき、キレイだなぁって思いました」





「ありがと」





「でも話すことなんてないと思ってたのに、まさかこうして一緒に帰るなんて…夢みたいです!」





そりゃそうだ。





私の予定にも今朝まではこんなこと入ってなかったんだから。





「ねえ、智也。あそこでじっと見てる二人、あんたの知り合い?」

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