いくじーがお決まりのセリフを言う。
「はいー。顔をふせる。」
「よし。みんな、ふせたなー。私が僕が呪いの手紙を出しましたって人は手をあげる。」
コレ毎回するけど誰も手を挙げんやろ??
意味があるんやろうか??ないと思うなー。
「はい。手をおろして。顔をあげる。」毎回、コレも言うけど手を挙げたヤツおらんやろ??
今回は、桜ちゃんやし絶対に手をあげてないやろ‥‥‥‥。
まぁ、呪いの手紙なんてどうでもいいし、GWのキャンプの事を妄想してニヤニヤしてたら‥‥‥‥
「コラー。そこ和田!何をニヤニヤしてるんか?!」
いくじーは、おじいちゃんやから怒り方が昭和やねん‥‥‥‥。
「ニヤニヤしてすいません。」
「しっかり話を聞く。」
「はい。」
おじいちゃん先生は素直に謝ればすぐに許してくれる!!チョロい!!
維とキャンプ楽しみやな。維がキャーキャー言って付けれない餌をサッとつけたろ。かっこ良いよな?うんうん。1人妄想がまたはじまる。
「ちょっと!何を考えてんの?きしょく悪い。」
いくじーの説教が終わった事にも気づかずに妄想してた俺に桜ちゃんが絡んでくる。
「フッ。犯人が分かってるから妄想してた。」
「ほんまに、きしょい。」
「GWに維とキャンプに行くから‥‥‥シュミレーションしてんねん!」
「あ〜。親同士が仲が良いといいね。」
「まぁ〜。そうやな。」
「まぁーせいぜい頑張んなよ!!」
「あぁ。」
「何?さっきのルンルンはどうしたん?」
「いや〜。最近‥‥‥維の機嫌が良かったり悪かったりで‥‥‥‥地雷がわからん。怒らせんようにせんとな‥‥‥‥。」
「フッ。2周目やのに‥‥‥女心がサッパリやもんね!ハハハハハハ。」
「ようわからんな‥‥‥‥。」
「深読みせずに、維ちゃんのためだけに行動をしたら良いよ。変に考えた方が光司君の場合間違ってる。」
「今日もさーキャンプの事を聞いてくるから兄ちゃんの事が気になるかと思って兄ちゃんも来るって教えたら不機嫌になってわけわからん。」
「はぁ~。アホなん?」
「何が?」
「維ちゃんは、ただ楽しみやね!って言ってほしかっただけやのに何で兄ちゃんが出てきたん?」
「維が兄ちゃんの事を気にしてるかと思って‥‥‥‥」
「ソレよソレ!変に気をまわすからやねん。兄ちゃんの事はもう過去や!!」
「えぇぇぇー。そうなん?」
「多分ね!!」
「ようわからんわあァァァ。」
頭を抱える。
「シンプルに考えな!」
「シンプルにね。分かった。サンキュー!」
シンプルかーそれもわからん。