「できないだろう!」大きい声で言ってしまう。
「ごめん。大きい声に」言う終わる前に‥‥‥頭をなぜられる。
「オレ‥‥‥‥龍輝の髪を触るん好きだわ。柔らかくて、いいね。」
ばっと顔がイッキに赤くなるのがわかり恥ずかしくて腕で顔を隠す。
「フッ未来はオレのどこを触りたい??」
「‥‥‥‥‥‥。えっ。わかんねぇーよ‥‥‥。」
「オレは未来の全部を触りたい。」
「‥‥‥‥‥‥。えっ‥‥‥えっ。俺も‥‥‥‥ぜ‥‥‥ん‥‥‥ぶ。」
「フフフ。いつでもどこでもいいよ!」
「えっ。」未来を見るとニヤニヤしてた。クッソー未来に振り回されっぱなしだ。
頭をなぜてた手が離れたと思ったら‥‥‥‥お尻を触られた!!
ヒューっと身体か飛び上がる。
「痴漢かよ!!」
「何の事かわかりませーん!」両手をあげる。
はあぁぁぁぁー。大きなため息をつく。
「それより!兄ちゃんと彼氏が石油の交渉役ってどういう事?ってか無理だろう!!」
「まぁ、まぁ。落ち着いて。ゆっくり聞いて!」
「まぁー。普通に考えたらムリ。稜輝が表にでたら親父さんに拉致られるし。彼氏は社員でもないしね〜!!」
「はあぁぁぁぁー。呑気に、ないしね〜じゃないよ!!」
「だから、落ち着きなって!!」
「‥‥‥‥‥。ごめん。」
「M・R商事を一橋商事の子会社化して石油事業は全部M・Rにうつす。そうすれば、できる!!相手国との交渉の場にだけ稜輝は出る。後は裏にまわって策を練る。従業員への指示は彼氏がする。できるでしょー。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。出来るだろうけど、子会社化を短期間にできるか?親父が‥‥‥‥まだ、未来の事を完璧に信じてない今、子会社化なんか言い出したら‥‥‥‥‥‥‥怒りまくって未来がこの会社から追い出される‥‥‥‥‥‥。」
「まぁ〜。そこは副社長の口にかかってます。上手にまるめ込んで来て!」
「ムリだろ!!!」
「いや〜稜輝の件で、かなり弱気になってる今はチャンスや。3年待ったかいがある。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。まぁー言うだけ言ってみる。期待せんといてよ!!」
「おー。バリバリ期待しってから!」
肩にポンポンと叩かれる。
「じゃー行こか??」
「‥‥‥‥‥‥。はあぁぁぁぁー。ムリ。流石に今日はムリ!策を練らせて。」
「だから‥‥‥その策を練りに稜輝達とご飯に行くぞ。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥兄ちゃんに会える?」
「あぁー。」
「‥‥‥‥‥‥‥。いく。」
「タクシーで行く。念のために稜輝に会う時は車を使わずにタクシーにする。」
「わかった。」
タワマンの前にタクシーがとまる。店に行くと思ってたから‥‥‥‥戸惑ったがタクシーからおり、入り口で未来が部屋番号を入れて扉が開く。
エレベーターに乗ると未来が最上階のボタンを押す。もうすぐ兄ちゃんに会えると思ったら緊張してきた。緊張を感じたのと同時に未来が手をつないできて未来に引っ張られるように、1つの玄関扉の前まで行く。
扉をあけたら3年ぶりに兄ちゃんに会える。