あれからどれだけ経ったであろう…
あの日…謎の空間に来たから…約三日…
隊長は何をしている?玲王はどうなった?
そう考えながら鈴代は二人の行方を探す
白「…」
玲王「隊長…待ってくださいよ…」
白「なぁ…玲王…」
玲王「はい?」
隊長を見つめる
玲王「なんでしょうか?」
隊長が振り返る
白「お前は…どれだけ強くなった…」
玲王「…知りません」
隊長が座り込む
隊長が手から炎を出して焚き火を作る
白「今日はここだな」
玲王「…」
座り込む
玲王「なんでこんな…変な森の中に」
白「玲王…お前は強くあれ…」
隊長が悲しい目をしている
玲王「急になんですか?」
白「…」
隊長が空を見上げる
白「お前には失ってほしくないからな…」
玲王「そう言うあんたは何失ったんだ?」
白「…」
隊長が黙り込む
玲王「…」
白「家族…」
小声で呟く
玲王「え?…」
白「もう寝ろ…俺は…見回りしてくる」
玲王「ちょっと!待て!」
隊長が帰る
玲王「…ったく…」
玲王「なんなんだ…」