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第32話 ゾンビ看護士

日本全国で語られる怪談、

都市伝説に登場する怪異を指す。


その名の通り、

看護士姿の亡者であり、

深夜の学校や病院に

車椅子を押しながら出現する。



生者と出会うと、

車輪を軋ませながら

どこまでも追いかけとり●す。


また、被害者をトイレの

一番奥の個室などに追い詰め、

個室を一つ一つノックし


「いない・・・ここにもいない・・・」


などと不気味につぶやくという。


直前になって気配を消すため、

助かったのかと被害者は

安心するが

それは油断を誘うための罠。


話の最後には、

亡者はドアの上部の隙間から

被害者を見おろしていたという

凄惨なオチが待っている。


亡者の正体については戦時中、

空襲による負傷者の看護に忙殺されていたという説があり、

話によっては二人組で登場するケースもある。

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