魔王を倒す為に王国の魔術師は、魔法を大幅に発展させた。
「火魔法」「水魔法」「風魔法」「土魔法」「聖魔法」「闇魔法」「空間魔法」・・・。
特に「召喚魔法」の簡素化・低コスト化が進んだ。
所謂、何時でも誰でも少ない魔力で召喚が可能となった。
各王国は言うまでも無く、 教会・貴族・反社会勢力・・・農民までもが、召喚をこっそりと堂々と競う様に行った。
結果は、多くの召喚者が様々な能力とスキルを持ち、王国に溢れた。
また、召喚者が自ら召喚を繰り返し、仲間を増やしている事も判明された。
善なる召喚者は、仲間を組み 魔物討伐そして、魔王打破を成し遂げる。
悪意ある召喚者は、同じ召喚者を集めて集団が軍となり、村を攻め、町をそして、国を攻め滅ぼして召喚者の国を作り挙げた。
異世界中は乱れに乱れた結果、全ての国々は、召喚者が王となり 貴族となり 治める事となる。
地球では、日本で人口減少が叫ばれている。
全て異世界の召喚ブームが原因なのかは、筆者にも判らない。