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第55話 精霊魔法を聞いて・・・

精霊魔法。


異世界召喚され、魔法に浮かれない男は居るだろうか?

しかし、現実は厳しく、魔法はスキル保持者のみと限定されていた。

そして、俺には魔法スキルは無かった。

この悲しみを解って下さい。


だが、限定ながら魔法を使える事を宮廷魔法師より聞いた時は、小躍りしたよ。


宮廷魔法師が言うには、街中の【魔法屋】が、カギとの事、

俺は、次の休みに【魔法屋】を訪れた。


ドアを開けると、魔法士らしい装束の女性がおり、早速、精霊魔法の詳細を尋ねた。


女性曰く

精霊魔法は、三通り有り、

一つ目は、正しく精霊との契約により、魔法が使用出来ること。

但し、契約には、最低でもスキルが必要との事。

また、高位の精霊ほど、面接での合格ラインが厳しく、殆どか無理とのこと。・・・こりゃダメだ。


二つ目は、パートナー精霊契約との事。

これには、特にスキルの必要性は無く、契約も簡単との事です。

但し、契約時間帯の制限そして、契約が半年契約で、才能ある精霊ほど、より良い契約相手を選ぶ傾向に有るそうだ。だから、良い精霊とは、時給も相当高くなることの覚悟が必要。


三つ目は、アルバイト精霊契約。

こちらも、スキルの必要性は無く、契約も簡単である。

彼女らは、中々真面目に働いてくれるが、突然の休みが多く、連絡すらない時も有り、冒険の計画が立ち難いとの欠点がある。また、色々な性格を持つ精霊がおり、良い子を引いた時は、ラッキーだが、酷い子は・・・。


俺は、色々とかんがえた結果、魔法を諦めた。


ある召喚勇者の嘆きでした。




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