人々は自分たちの正義に酔っている。
自分は正しいと思い込んでいる?
いや、正しいと信じてたがっている。
暴力こそ最大の防御力であり、自分の主張の源で有る信じたい。
そして、同じ仲間が居るから、自分の行動の矛盾差を迷わなく、何とかやって行ける。
王国に召喚され魔族を倒し、盗賊を殺して王国の治安を守るという使命が有るから、怖いが精神を保つ事が出来る。
我慢するんだ。
耐えるんだ。
それが勇者の、そして王国の正義だから!
しかし、魔族から見ると王国は侵略者で有る。
平和な日々を壊していく暴力者で有る。
王国に抵抗する魔族も正義の為に戦う。
正義て何?
誰が判定出来るのか?
判定者を失った世界で。