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第142話 各々の正義

人々は自分たちの正義に酔っている。

自分は正しいと思い込んでいる?

いや、正しいと信じてたがっている。


暴力こそ最大の防御力であり、自分の主張の源で有る信じたい。

そして、同じ仲間が居るから、自分の行動の矛盾差を迷わなく、何とかやって行ける。


王国に召喚され魔族を倒し、盗賊を殺して王国の治安を守るという使命が有るから、怖いが精神を保つ事が出来る。

我慢するんだ。

耐えるんだ。

それが勇者の、そして王国の正義だから!


しかし、魔族から見ると王国は侵略者で有る。

平和な日々を壊していく暴力者で有る。

王国に抵抗する魔族も正義の為に戦う。


正義て何?


誰が判定出来るのか?

判定者を失った世界で。




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