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第5談 手を繋合

お嬢さま。

お呼び致しました。


ありがとう。

下がってて。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー............


少し間を空け....彼は

こう言った。


なんの用だ?

時間に気をつけなさい。

もう朝方に昇る。

用なんてないんだろ?


そーですね。

ここまで来るのに、雨が目立ちまして....


雨?


あなたが、家に来たのは

なん時間前のことなんでしょうか?


それは....。


私より、彼に用件があることが

お有りですか?


キミがいないことが悪い。

用件は全て、頭の中に。

あの人は、そういうお方だ。

用件の橋渡し程、時間の浪費はないだろう。

と考えてしまうあまり....。

....謝ろうか?


いえ。謝罪など。


なら、この辺で。


待って。

用件には2通りあります。

ひとつは、自分の用事。

もうひとつは、ことづけの話。

今回は、二者を。

願い淹れていただきたくて、

お呼び致しました。



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