お嬢さま。
お呼び致しました。
ありがとう。
下がってて。
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少し間を空け....彼は
こう言った。
なんの用だ?
時間に気をつけなさい。
もう朝方に昇る。
用なんてないんだろ?
そーですね。
ここまで来るのに、雨が目立ちまして....
雨?
あなたが、家に来たのは
なん時間前のことなんでしょうか?
それは....。
私より、彼に用件があることが
お有りですか?
キミがいないことが悪い。
用件は全て、頭の中に。
あの人は、そういうお方だ。
用件の橋渡し程、時間の浪費はないだろう。
と考えてしまうあまり....。
....謝ろうか?
いえ。謝罪など。
なら、この辺で。
待って。
用件には2通りあります。
ひとつは、自分の用事。
もうひとつは、
今回は、二者を。
願い淹れていただきたくて、
お呼び致しました。