注意:マクドナルドについてのネタバレと構想が多めです。
ヴァンさんとマクドナルドの対話シーンで全てにおいて私はすとんと納得した。
やっぱり、そうだったんだねっていうか、そうだったよね、て思った感じですかね。
マクドナルドという存在は本当に人格なのか。
それはずっと、疑問に思っていたけどここで伏線回収されたかぁ、とかなり胸がぎゅっとなった。
そしてそれを一番に知るのが、全てを知るヴァンダーマーなのがいいですね。
マクドナルドは生きている。
マクドナルドは死んでいる。
どちらでもあってどちらでもない。
でも私はここにいる。
それがマクドナルド。
ライトスターボーイの身体を借りているという魂。
そして、好きなものがあるけど心を開けずにいる孤独な魂。
家族という愛情に焦がれて仕方ないマクドナルドにとって、やはりGBCは居場所であって、居場所じゃなかった。
ひたすらに孤独を感じ続けていた。
この焦がれている意味をキングスターは知っているかもしれないけど、与えるという選択はあまり予想できない。
ならばマクドナルドにとって愛を与えられるのは。
今のパパとママ。
昔からの戦友であり、敵であり、兄弟のような存在であるヴァンダーマーから言葉は貰った。
そこで1つ、マクドナルドの呪いが一つ解けたように感じた。
ならば次に呪いを解くのは。
多分、パパではなく。
昔からの知り合いでもあり街の歴史を知る街一番の女性であるママ、ジョアンナじゃないだろうかと、私は思う。
そしてその呪いを解いてしまうことで。
きっとマクドナルドが消えてしまう。
ペトロさんの占いとどこかつながりを感じてしまったけど、その運命は変えられるかもしれない。
でも、どうしようもなく決まっている運命のようにも感じてしまう。
ジョアンナが鍵のように思えて仕方ない。
ヴァンダーマーがヒントを与えることで。
失うものが子どもじゃないかと。
そんなストーリーが見えてしまって、震えて、泣いちゃった。
マクドナルドは友の愛を知った。
家族に近い、同等の立場同士での愛を知った。
後、知りたくて焦がれていたのは。
子どもとしての愛情。
親からの愛。
それをくれるのはパパとママ。
パパの選択よりも、ママの選択が重要な気がする。
個人的にはね。
ママがね。
「マックさん」
じゃなくて
「マック」
子どもとして呼んで、愛を伝えた時。
マクドナルドの本当の願いは叶えられることになるんじゃないだろうか。
そして、魂の永遠の移動という呪いも解けるんじゃないだろうか。
ジョアンナの腕の中で。
温かくて心地よい深い愛に包まれることで。
赤ん坊のように甘えることで。
呪いは、溶けて、消えるんじゃないかなって。
まるで台本があるかのように、運命が上手く結びつきつながりを見せたストーリー。
ゆらり、の歌は。
人に向けて歌うようで。
自分自身に向けて歌っているようにも聞こえる。
6月のストーリーは。
もしかしたら、涙なしでは過ごせないかもしれませんね。
覚悟しておきます。
そして、楽しみにしています。
「頃合いだ」
そう告げた、最故参ボス2人がエンドまで紡ぐストーリーを。