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鳥たちの泣き声

寝ないと体を壊すのに2時間しか寝てないのに目が覚めた。だから全部夢だったのかもしれないと思ってスマホを手に取って情報を見て、夢じゃなかったんだと改めてじわじわ実感してきて、涙が何度もこぼれ落ちました。


今の私は言葉がまとまらない。

この感情をどう言葉に言い表せればいいか分からない。

だからこそ自分が綴る言葉がどれほど未熟かということを実感しています。


話を聞くことを拒絶する鳥。

現実を受け入れず言葉を発せない鳥。

爆発の中で泣き叫ぶ鳥。

血を受け継ぎ前に進もうと決める渡り鳥。

死ぬことを許されなかった鳥。

亡くなった仲間の墓でのみ涙を流す鳥。

親と呼びたかったと最初と最後の場所で叫ぶ鳥。


寄り添い合う鳥もいれば。

個々で動く鳥も多く。

鳥たちは、親鳥の言葉を受け取り切れず思い思いの言葉を叫ぶ。


そして、寝る前。


「また明日」


黒色は誰にも渡したくない。

例え親鳥の命令でも聞きたくない。

自分たちの大事な場所であり家族であり。


全てが宝物だから。


『きっと生きている』


目の当たりにするまで諦めない。

子どもだから、怒られる覚悟の上で。


――むしろ、怒られたいから


彼らはまだ、羽ばたきを止めない。

涙がどれだけ流れても。


忘れられないものがそこに詰まっているから。

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